最後だとわかっていたなら #4
BGM
relations
脚本家
ちゃん@春の日
投稿日時
2014-09-29 19:04:07

脚本家コメント
#4,5は一緒にしたかったのですが、枠の都合上分けました、前編、後編だと思ってください

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星井美希
P…事務所に誰かがいる時間は一瞬の出来事の様だ、逆に誰もいない時間がものすごく長く感じた
星井美希
P…誰もいない空っぽの空間に取り残された俺は毎日のようにブラックボードに貼り出されている
星井美希
役目を奪われたただの紙切れが揺られているのをひたすら眺めているだけだった
星井美希
P…その時の俺は、空っぽの自分に押し寄せてくる途方もない『寂しさ』と…
星井美希
P…自分に対するやり場のない『怒り』に襲われていた
星井美希
P…しかしその時間さえ耐える事が出来たら、いつもの『俺』のまま春香達を見守る事ができる。
星井美希
P…そう思ったら、この時間も大して苦痛ではなくなった
星井美希
P…美希はたまにソファーで寝ながら泣いていた本人が気付いているかは知らないが泣いているのだ
星井美希
俺は美希が泣いているのを見つけるとそっと頭を撫でにいく、すると美希は泣き止むのだ
星井美希
P…その時だけはたとえ誰からも気付かれないとはいえ、直に美希に触れられている気がした
星井美希
あふぅ…おはようなの!ねぇねぇデコちゃん!美希ね、ハニーの夢を見たの
水瀬伊織
美希…あんたまたそんな事言ってるの?いい加減目を覚ましなさい!
星井美希
でも本当に見たの!美希嬉しかったな!デコちゃんは夢で会いに来てくれても嬉しくないの?
水瀬伊織
それは…
星井美希
それでね、美希はハニーとハリウッドにいて!
水瀬伊織
もう…いい加減にしてちょうだい!!
星井美希
えっ
水瀬伊織
あんたはいいわよね、ハリウッドに言ってるの間、Pに会えたんだから!
水瀬伊織
私達はね、あの日、Pを空港で送り出したのが最後なんだから!!
水瀬伊織
はじめから最後だとわかってたなら…私は、私はね!!
星井美希
P…やめてくれ…こんなの違うだろ…
水瀬伊織
あんたはPとさぞいい思い出をハリウッドで作ったんでしょうね!それこそ夢に出るような!
星井美希
菊地真
伊織、そこまでにしときなよ、Pがいなくなって寂しいのはボク達皆同じじゃないか
水瀬伊織
なによ、うるさいわね!良い子ぶっちゃって!真になにがわかるのよ!
菊地真
なーにー!伊織、言ってくれたな!ムキー
水瀬伊織
本当のことじゃない、美希だけいい思いして、あんただってそう思ってるんでしょ!?
星井美希
P「伊織、やめてくれ…美希が泣いてる」
菊地真
雪歩「二人共落ち着いてよぉ」
水瀬伊織
真・伊織「雪歩は黙ってて!!」
菊地真
雪歩「ぇぇぇええええ、わたしぃ?」
水瀬伊織
美希、大体あんたはね!
星井美希
星井美希
P…伊織はもっと仲間想いで…たまに厳しいことをいうけど…優しい子なんだ
星井美希
P…なのに美希に追い打ちをかけるようにまくし立てて…違うだろ…やめてくれ…やめてくれ…
星井美希
P「やめてくれえええええええええええええ」
星井美希
…ガシャアアアアアアアン

(台詞数: 37)