星井美希
黒井「ルール違反でコンテストリボンを取り損ねるとはどういう事だ!?」
星井美希
………………
我那覇響
黒井「私の言う通りにすればいいと、余計な事はするなと、あれ程言っただろう!?」
我那覇響
………………
四条貴音
黒井「貴音ちゃんがいながら、何故このような事になったのだ!?」
四条貴音
申し訳ございません……
四条貴音
黒井「いかなる実績を挙げようとも、我々に敗北など許されない!勝負は勝ってこそ意味がある!」
四条貴音
黒井「何度も言ってきただろう!?こんな醜態を晒すのは今回限りだ!」
四条貴音
黒井「次こそは指示に従え!余計な事は絶対にするな!分かったか!?」
我那覇響
………………
我那覇響
自分は、もうイヤだ……
我那覇響
黒井「何ぃ?」
我那覇響
自分はもう、社長が指示したポケモンは使いたくない!そう言ったんだ!
我那覇響
黒井「それはどういう事だ、響ちゃん?キミはそんなに聞き分けの悪い子ではなかろう?」
我那覇響
社長も自分のバトルを観ただろ!?だったら分かるハズさー!
我那覇響
自分が育てたポケモンでも、相手に勝てる!765プロのアイドルトレーナーに勝てる!
我那覇響
それをちゃんと証明しただろ!?だったらもう、自分のポケモンを使ってもいいハズさー!
我那覇響
黒井「そんな慢心など捨ててしまえ!1度勝った程度でいい気になるな!」
星井美希
………………っさいの(ボソッ)
星井美希
黒井「何だ?」
星井美希
うっさいって言ってるの!バトルには勝ったのに、おせっきょーなんてイミ分からないの!
星井美希
勝っても負けても怒られるなら、こんな所出てってやるの!
星井美希
黒井「何だとぉ?美希ちゃん、キミは私への恩を忘れたと言うのか?」
星井美希
恩?そんな物そもそも覚えてないの!社長が勝手にミキを連れて来たんでしょ!?
星井美希
大体、“ミキに1度も勝った事が無い”社長に、エラソーに言われる筋合いなんて無いの!
星井美希
黒井「」
四条貴音
黒井殿、それは真ですか?
我那覇響
嘘だろー。自分ですら、美希に1回ぐらいは勝った事あるぞ?
星井美希
そう言えば、961プロで負けたアイドルトレーナーは、響と貴音の2人だけなの
我那覇響
あー、確かあの時は自分のポケモンでバトルしたんだっけ!
四条貴音
響、自らのポケモンでばとるするのは、当然の事では?
我那覇響
え?……あ、いや、“自分”ってそういう意味じゃなくて……
星井美希
響の口癖ってややこしいの
我那覇響
うぎゃー!ややこしいってどういう意味さー!?
星井美希
そのままの意味なの
星井美希
黒井「」
星井美希
黒井「ええい、うるさいうるさーい!3人共、事の重大さを分かっているのか!?」
星井美希
はぁ〜〜〜。こんなうっさいオッサンがいる所に、いつまでもいられないの
星井美希
黒井「なっ……!?」
星井美希
響、貴音、行こ?
我那覇響
あ、美希!ちょっと待つさー!
四条貴音
……では、失礼致します
四条貴音
黒井「待ちたまえ!まだ話は終わってないぞ!」
四条貴音
<ガチャッ………………バタン>
四条貴音
黒井「っ!<ドンッ!>」
四条貴音
黒井「どいつもこいつも、勝負事を甘く見おってからに……!」
四条貴音
黒井「仕方ない、こうなったら……そろそろ“アイツ”を呼び戻すか。そのついでに……」
四条貴音
黒井「アイツに765プロから、このアイドルトレーナーを引っ張ってこさせよう<パサッ>」
四条貴音
【765プロ所属 高槻やよい】
(台詞数: 49)