望月杏奈
あ、今日志保の家に泊まるから…。
北沢志保
待って。
望月杏奈
……?
北沢志保
話が唐突すぎて読めないんだけど。
望月杏奈
えっと、杏奈が志保の家に行きたいから……
北沢志保
ならお母さんにやっぱり駄目だったって伝えるべきね。
望月杏奈
冗談なのに……。
北沢志保
はぁ……で、本当は?
望月杏奈
これ、志保のお母さん経由で、りっくんから…。
北沢志保
陸から……?というかお母さんとアドレス交換してたの…?
北沢志保
なになに…?「あんなおねえちゃん、こんどいつとまりにくるの?」
北沢志保
…………いやでも別に今日じゃなくても……。
望月杏奈
ちゃんと下まで見たんでしょ…?
北沢志保
はぁ…なんでお母さんはこの子に頼むかな……。
望月杏奈
ほら、志保は杏奈のこと深く信頼してるから…。
北沢志保
…………否定はしないけど…。
望月杏奈
それにほら、りっくんも杏奈を慕ってくれてるし…。
北沢志保
精神年齢が近いものね。
望月杏奈
失敬な。志保と同い年だというのに。
北沢志保
ほんと……私これと同い年なのよね…。
望月杏奈
さらに、誕生日的には杏奈のがお姉ちゃんである…。
北沢志保
けどまぁあらゆるところで私の方が大人的ではあるけどね。
望月杏奈
くふっ…痛いところを……。
北沢志保
まあいいわ、今日泊まるなら買い物くらいは手伝ってもらおうかしら。
望月杏奈
なんなら…晩御飯作るのも、手伝うよ…?
北沢志保
それよりはその間陸と遊んでてくれる方が助かるわ、台所に来られると危ないし。
望月杏奈
ん、ゲームいくつか持ってくね…。
北沢志保
あまり長い時間はダメよ?
望月杏奈
安心して…ちゃんと三人でできるやつ持ってくから…。
北沢志保
いやそういう問題じゃ…まァ私が止めればいいか…。
望月杏奈
(……負けず嫌いで止まらないくせに…)
北沢志保
何よその顔は…。
望月杏奈
んー…別にー?
北沢志保
……まぁいいわ、そろそろレッスンにも行かなきゃだし。
望月杏奈
あ、杏奈も…そろそろ仕事…。じゃあ帰る時、一緒にりっくんのお迎えいこうね…。
北沢志保
タイミングが合えばね。
(台詞数: 36)