七尾百合子
ここは風雅市…風の都とも呼ばれている\タンッ…タンッ…タンッ…/←タイプライターの音
七尾百合子
良い風が吹く…特に周りと変わりのない街だ…\タンッ…タンッ…タンッ/
七尾百合子
私は百合子…この街で探偵をやってる…\タンッ…タンッ…タンッ…/
七尾百合子
とは言ってもこの街平和すぎるから依頼がペット探しぐらいしかないんだけど…
真壁瑞希
百合子さん…珈琲を淹れてみました
七尾百合子
あっ!ありがとう瑞希さん!探偵の醍醐味と言えばやっぱり珈琲だよね!\ズズッ…/
真壁瑞希
あっ…淹れたてでクソ熱いので気をつけて下さ…
七尾百合子
あっつ!?熱!?珈琲あっづ!!アチいな畜生!!
真壁瑞希
…言わんこっちゃない
七尾百合子
瑞希さん…そう言うことは飲む前に言ってくださいよぉ〜
真壁瑞希
…それと…この記事また誤字がありますよ
七尾百合子
うそぉ!?
真壁瑞希
いい加減タイプライターじゃなくてWordとか使って書いたらどうなんです?
七尾百合子
ダメ!!探偵と言ったらタイプライターでしょ!!
真壁瑞希
…タイプライター使ってる探偵なんてどこで知ったんですか?
七尾百合子
風◯探偵!
真壁瑞希
…でしょうね…
七尾百合子
見て!単行本は読む用!飾る用!保存用!で3冊買ったし!!
七尾百合子
それからビックコミックスピリッツからは風◯探偵だけ切り抜いて取ってあるの!
真壁瑞希
…いい加減雑誌を切り刻むの辞めてもらえません?処分するの私なんですから
七尾百合子
うっ…\コンコン…/
七尾百合子
…ん?\ガチャ/
七尾百合子
探偵事務所のドアが開く…そこには自分より年上オーラ放った女の子が立っていた
真壁瑞希
百合子さん…言葉に出てます
七尾百合子
あっ…
北沢志保
…ここ探偵事務所よね?ポエム館か何かの間違いかしら…?
七尾百合子
あってます!!ここは探偵事務所です!!
北沢志保
あの…依頼をお願いしたいんですけど…探偵さんはどちらにいらっしゃいますか?
七尾百合子
探偵…探偵は私です!\フンスッ!/
北沢志保
…は?
真壁瑞希
すいません…こんな人ですが間違いなく探偵なんです
北沢志保
…他の事務所あたりますね…それでは
七尾百合子
まってぇぇぇぇぇぇ!!仕事は出来るから!!お願い!!ここの所平和すぎて暇なの!!
北沢志保
離しなさいよ!?平和なのは良いことでしょ!?なんか頼りないから別当たるって言ってるの
七尾百合子
お願い!今日中に!いや!秒で解決するから!!
真壁瑞希
それは無理です百合子さん
北沢志保
分かったわよ!!依頼するから離しなさいってば!!
北沢志保
…
真壁瑞希
それで依頼とは?
北沢志保
…弟を探して欲しいんです
七尾百合子
…弟さん?
北沢志保
はい…数日前から…迎えに行った時には既にいなくて…
七尾百合子
…
北沢志保
…?
七尾百合子
きたぁぁぁぁぁぁぁ!!ペット探しじゃなくて人探しきたぁぁぁぁぁぁぁ!!探偵の醍醐味!!
北沢志保
…やっぱり帰ります
七尾百合子
ごめん!!嘘!!ただ嬉しいだけだから!!普通の依頼来て嬉しいの!!
北沢志保
こっちは弟居なくなって最悪なんです…やっぱり貴女には頼めません
七尾百合子
ごめん!!依頼はこなすから!!お願い!続き話して!!
北沢志保
だからいちいち抱きつかないでよ!?分かったわよ!話すから!!
(台詞数: 50)