矢吹可奈
【天気予報をお送りします。今夜は素晴らしい満月の夜になるでしょう】
矢吹可奈
お母さん天気予報聞いた?今夜は晴れるって。満月だって
七尾百合子
また勝手にノートパソコン持ち出したの?
矢吹可奈
インテル入ってる
七尾百合子
夕べはひと月ズラすって
最上静香
お婆さん「魔女の修行の事?あなたがこの街に来た時の事よく覚えてるわよ」
最上静香
お婆さん「13歳の小さな女の子がホーキに乗って空から降りて来たわ。生意気そうに」
七尾百合子
でもあの子ったら空すら飛べなくて
最上静香
旅立ちは慎重に行うべきよ
矢吹可奈
延ばして素敵なボーイフレンドが現れ…
最上静香
あるわけないでしょ。このチンチクリン
矢吹可奈
あっ。お父さん?私、今夜発つ事にしたの。 父「なんだって?」
矢吹可奈
さっき決めたの。キャンプは1人でどうぞ。もともと行く気なんて無かったけど
矢吹可奈
何この服。なーんか辛気臭い色。せめてオレンジとか
七尾百合子
昔から魔女の服はこうと決まってるのよ
矢吹可奈
黒い服に黒い猫。真っ黒やん。せめて三毛猫ならかわいいのに
最上静香
やかましいわ
七尾百合子
ヤナ?そんな形にこだわらないの。大切なのは心……よ
矢吹可奈
まかしといて。心のほうはパーペキ。お見せできなくて残念。ごめんね。ぺこりんちょ
七尾百合子
💢そして笑顔を忘れずにね
矢吹可奈
へい
七尾百合子
落ち着く先が決まったらメールするのよ
矢吹可奈
お父さんのノートパソコンおくれ?ね?ノートパソコンはいいやろ?やったー
最上静香
父「勝手に決めるな。まあしかたないなぁ。私に小さな魔女を見せておくれ」
最上静香
父「母さんの若いころの方がかわいかったなぁ。どれ今度はお父さんの大魔王を…」
矢吹可奈
お父さん。高い高いして?
最上静香
父「よーし…あれ?ふんっ…いつの間にかブクブク太…大きくなって。いい町が見つかるといいね」
矢吹可奈
うん。
七尾百合子
志村「どんな町にするの?」加藤「でかい村?」
矢吹可奈
海の見える政令指定都市を探すつもり
七尾百合子
高木、仲本「羨ましいなぁ」
矢吹可奈
よその町で一年頑張らないと立派な魔女にはなれないんだから
七尾百合子
志村「でもジャスコあるでしょ」
矢吹可奈
ジャスコォォォォォ❤︎
七尾百合子
あなたそのチャリオットで行くの?
矢吹可奈
うん。かわいいでしょ
七尾百合子
ダメよ。そんな小さなチャリオットじゃ。お母さんのに乗っていきなさい
矢吹可奈
やだー。小回りきく軽の方がいい
七尾百合子
赤甲羅やバナナの皮にもビクともしなで走るわ。ね?そうしなさい
矢吹可奈
せっかく作ったのに。ねぇ?静香ちゃん
最上静香
私も百合子さんのチャリオットがいい。リクライニングあるし
矢吹可奈
裏切り者
七尾百合子
また作ればいいじゃない。気をつけてね、」
七尾百合子
志村、加藤、仲本「ゴーゴーカブキ、ゴーゴーカブキ」
矢吹可奈
ブォーン、ギュルギュルギュルベキベキ。ドカーンバキバキバキバキ
七尾百合子
相変わらず下手ね。木をたくさんなぎ倒して。あの音もしばらく聞けないわね
最上静香
どっちに行くの?海の方?山の方?
矢吹可奈
隣町。よそでいいなら近場で。あ、ラジオつけて【ラジオからルージュの伝言が流れる】
矢吹可奈
あのひぃとのママにあうためぇにぃー♪
最上静香
おまえが歌うんかい‼︎
(台詞数: 50)