最上静香
...ここは...病室...?
最上静香
...ここは...病室...っ!!\ズキィッ…/
北沢志保
おはよう...ずいぶん長く、寝てたみたいね。
最上静香
志保...こんな時までわざわざ皮肉を言いに来たの?
北沢志保
いえ、『うどん掌(笑)』とか言っておきながら負けたあなたの顔が見たくなったのよ。
最上静香
なんですって...可奈や環にデレデレするくせにずいぶんいい趣味してるじゃない...
北沢志保
静香だっていい家庭環境のくせにうどんが好きだなんて...結構おじさん臭いのね。
豊川風花
二人とも落ち着いて...ピリピリするのはわかるけど、試合は終わったんだから...
最上静香
...すみません...気を付けます...
北沢志保
まったくよ...はい、温かいうどんをあげるから、機嫌を直しなさい。
最上静香
あなたのせいじゃない!!...こんな事くらいで許すとでも...\ずるずる.../
最上静香
そもそもあなたが煽って来るから私だって怒ったわけで...\ずぞぞぞ...ちゅるっ.../
北沢志保
...怒るか食べるかどっちかにしなさい...みっともないわよ。
最上静香
そういえば...唐突なんですけど、風花さんに聞きたい事があって...
最上静香
ここに救護班の先生がいましたよね? ...確か風花さんと同い年くらいの...
豊川風花
ああ、先生のこと? 先生ならさっき医療資材を取りに行ったみたいだけど...
最上静香
いえ...そうではなくて...あの先生って確か風花さんの勤めてた病院の...
豊川風花
ええ、東帝大学病院の外科医の先生よ。 看護士時代の頃によくお世話になっていたの。
北沢志保
...ちょっと待ってください...今、東帝大学病院って言いましたか?
豊川風花
え、ええ...でもそれがどうかしたの?
北沢志保
その病院は母が事務職で、5年ほど働いている場所なんですけど...
北沢志保
...そんな腕のいい先生がいるなんて、一言も聞いてませんよ?
豊川風花
そ、それは...事務職と現場は別だし、伝わってなくても不思議じゃ...
最上静香
(...やっぱり...麗花さんの言ってた通りだわ...)
最上静香
\ズキィッ…/っ...伝えなきゃ...みんなに...未来に...!!
北沢志保
...どこへ行く気なのかしら? まだ完全に治っているわけでもないのに...
豊川風花
静香ちゃんは脇腹を貫かれていたのよ...しばらく安静にしていないと!!
最上静香
離してください!! もう時間が...手遅れなってからでは遅いんですよ!!
最上静香
医師「残念だが...もう手遅れである可能性の方が大きいかもしれないよ。」
豊川風花
先生!! 静香ちゃんを止めるのを手伝っ...
豊川風花
先生!! 静香ちゃんを止めるのを手伝っ...て...!?
最上静香
(先生の白衣が...血まみれに...これは返り血だわ...)
北沢志保
(それに先生の腹部にはナイフが...襲われたってことなの!?)
豊川風花
腹部にナイフが刺さって...先生、今助けますから、じっとしてください!!
豊川風花
医師「いや、内臓を外して受けたから大丈夫だ...それよりも、今の状況を打破するのが先だ。」
北沢志保
...一体...何が起こってるんですか...?
北沢志保
医師「わからない...奇妙な被り物をした人物が周囲に襲いかかっている...」
最上静香
医師「通信機器は使えず、辺りは囲まれている...完全に孤立状態だ...」
豊川風花
医師「おまけにその集団は1000体は間違いなくいる...籠城は厳しいだろうね...」
最上静香
となると...残る作戦は一つしかありませんね...
北沢志保
...『強行突破』...ってことね...
豊川風花
二人とも本気なの!? ...ただですら怪我人が2人もいるのに...
豊川風花
医師「...ただ、今できる最善のオペはそれしかあるまい...行くよ、豊川君。」
豊川風花
はい...決して無理しないでくださいね。 もう誰も傷ついてほしくないから...
北沢志保
...なら準備は整えておかないといけませんね...スパドリに国家機密ピストルに...
最上静香
(うどんも食べたし...なんとか逃げるくらいなら動けそう...)
最上静香
(...待ってて、みんな...今すぐ助けにいくから!!)
(台詞数: 47)