如月千早
『春香……?どうして、私から離れるの?』
如月千早
春香『千早ちゃん、961プロのアイドルトレーナーだったんだね』
如月千早
『ど、どうしてそれを……!?』
如月千早
春香『私達の情報を流出させたり、フェアリーが有利になるように仕向けたり……』
如月千早
春香『そうやって、私達を騙してたんでしょ?』
如月千早
『そ、それは……でも違うの春香!私はーーー』
如月千早
春香『言い訳なんて聞きたくない。千早ちゃんの話なんて聞きたくない』
如月千早
『待って!話を聞いて春香!』
如月千早
春香『もう、youーiも解散だね。私もやよいも、ITMCに出られなくなる……』
如月千早
春香『千早ちゃんのせいでね!』
如月千早
『っ!』
如月千早
春香『さっさと765プロから出て行ってよ。この……』
如月千早
春香『裏切り者!!』
如月千早
『違う……違うの……待って春香!』
如月千早
春香ぁぁぁぁぁ!!
如月千早
春香ぁぁぁぁぁ!!(ガバッ!)
如月千早
ハァ……ハァ……ハァ……
如月千早
ハァ……ハァ……ハァ……くっ!
如月千早
(また、この夢……!最近は、毎日この夢を見る……)
如月千早
(それもこれも……)
如月千早
<ピリリッ!ピリリッ!>
如月千早
………………<ピッ>
如月千早
はい
如月千早
黒井『……ずいぶんと寝起きの良い返事だな』
如月千早
おかげさまで
如月千早
黒井『まぁいい。それよりも、約束は覚えているな?』
如月千早
えぇ。もちろんです
如月千早
黒井『ならばいい。我が961プロの危険因子、必ず始末しろ』
如月千早
……はい、分かっています
如月千早
黒井『いい返事だ。如月千早よ。苦楽を共にした人間を裏切るのはーーー』
如月千早
黒井『一体どんな気分なのだろうなぁ?』
如月千早
っ!<ギュッ!>
如月千早
黒井『ハーッハッハッハッ!吉報を待っているぞ。アデュー』
如月千早
………………<ピッ>
如月千早
(黒井社長と交わした約束……高槻さんを見逃してもらう代わりに、春香を……)
如月千早
………………
如月千早
(私は961プロの人間。いずれは戻る事になる。だからこそ、765プロの交流は拒否してきた)
如月千早
(誰とも関わらず、独りで諜報活動を遂行するつもりだった……その計画を狂わせたのがーーー)
如月千早
天海、春香……
如月千早
『私、天海春香!これからよろしくね!』
如月千早
『“あなた”と“私”を“結ぶ”ユニットで“youーi”です!』
如月千早
『千早ちゃんが抱えてる辛い物、半分こっちに寄越してよ!一緒に乗り越えていこうよ!』
如月千早
『仲間ってそういう物でしょ!?』
如月千早
(私がどんなに拒絶しても、春香が私から離れる事は無かった……)
如月千早
(あの笑顔に救われた……あの笑顔で、私を闇の中から連れ出してくれた……)
如月千早
(そんな春香を、私が……)
如月千早
………………
如月千早
(黒井社長の命令に背けば、高槻さんが危ない。でも、高槻さんを救うにはーーー)
如月千早
(春香を始末しないといけない……)
如月千早
私は……どうすればいいのよ……!?
(台詞数: 50)