萩原雪歩
??「負けね……今回で紅白の連続出場もストップか…」
萩原雪歩
??「審査員の評価点で負けてはいなかった。でも、時代遅れなのかしら…私はもう…」
萩原雪歩
あの、緒方さん…!
萩原雪歩
緒方理奈「えっと、確か萩原さんだったわね。私の事は理奈でいいわよ」
萩原雪歩
あの、よければこれどうぞ…私もアイドルをしていて落ち込む事ありますから……
萩原雪歩
理奈「…心配してくれるの…でも、それを言ったら私も、何かしないとかな」
萩原雪歩
理奈「お互いにフレッシュ負けなんて恰好つかないわよね…。」
萩原雪歩
理奈「μ＇sの紅白出場…同じ点数なら活動期間が短い方が勝つならそうなるわよね…」
天海春香
雪歩〜。あ、理奈さんこんにちは
萩原雪歩
春香ちゃん、穂乃果ちゃん達はどうだった。
天海春香
うん…なんだか夢の中みたいだって、すごく喜んでたよ。
天海春香
でも、私たちの事を気にしなくても大丈夫なのに…、なんだか、余所余所しい感じだったかな〜?
天海春香
理奈「出場枠を掛けて争ったものアイドル同士…。妬まれるんじゃないかと考えるわよね…普通は」
天海春香
確かにそう思われるかも、しれませんよね…。気にしなくていいのに
天海春香
うちの事務所だと誕生日の記念でプレゼント貰うからその感覚で渡したんだけどな〜
天海春香
理奈さんも、嬉しいって思いますよね?何かの記念とかで、贈り物もらいましたら…?
天海春香
理奈「もちろん、プレゼントとかもらうわよ。会ったこともない私のファンからはいつも…」
天海春香
理奈「みんな『尊敬しています』とか『応援しています』とか、そういう類のプレゼント」
萩原雪歩
理奈さんも、ファンのみなさんに愛されているんですね…。
天海春香
理奈「どうかしら?尊敬されていても、愛されているかどうかは判らないわよ」
天海春香
理奈「…時々思うわ。この中に、自分の恋人よりも私を選ぶ人がいるのかな…なんて」
天海春香
理奈「…こんなこと、考えちゃいけないんだけれどね」
天海春香
そっか…でも、恋人さんや違う誰かの所に行ってもその人が好きだった気持ちは変わりませんよね
天海春香
理奈「え…?」
天海春香
私たちが必要とされたり、勇気づけられたりするのって、見えない誰かに応援されてるからですよね
天海春香
もしかしたら穂乃果……μ＇sのみんなもその私たちが見えない誰かの為になっているかもしれない
天海春香
もちろん、私たちが初出場できないのは残念ですけれど、何処かでお返ししなきゃいけませんよね…
天海春香
理奈「……まったく、どうして今回の審査員は、見る目がないのかしらね…」
天海春香
理奈「気が、変わったわ…ちょっとあの娘たちのトコロに声かけてくる」
天海春香
理奈「あんな短期間で激しいダンスを覚えて、無事でいる筈がないわよね…」
天海春香
理奈「あのブロンズ髪の娘の膝も怪しかったし…勝って負傷して出られないじゃたまらないわ」
天海春香
理奈「それと、雪歩ちゃん……その、ありがとうね」
萩原雪歩
はい、あの理奈さん。また何処かで…!
萩原雪歩
理奈「………本当にお人好しね。まるで、由綺みたいだわ」
萩原雪歩
理奈「………」
萩原雪歩
理奈「貰い物は、四つ葉のクローバーの形したクッキーか……」
天海春香
理奈「…春香ちゃんね。」
天海春香
理奈「ふふ、別の緒方さんと勘違いしているんじゃないかしら…?」
(台詞数: 38)