菊地真
雪歩、お誕生日おめでとう!
萩原雪歩
ありがとう真ちゃん、覚えててくれたんだね。
菊地真
当たり前じゃないか、雪歩の誕生日を忘れるわけないだろ?それでね。
菊地真
今年はちょっと特別なプレゼントを用意したんだ。受け取って貰えるかな?
萩原雪歩
本当?もちろんだよ、すっごく嬉しい!でも一体何なの?
菊地真
雪歩はお茶が好きだろ?だから、ボクがお茶を入れてあげようと思って。ちょっと待ってて。
萩原雪歩
わあ…ありがとう、楽しみにしてるね!
萩原雪歩
えへへ。真ちゃんのお茶、かあ。どんなのなんだろ。どんな物であれ真ちゃんならきっと素敵な…
菊地真
ふぬっ、この。ていっ…せいやーっ!
萩原雪歩
だ、大丈夫だよ。真ちゃんだもん…
菊地真
お待たせ!さあどうぞ、お飲み下さいお姫様。なんちゃって。
萩原雪歩
お、お姫様ぁ!?もう真ちゃんたら、その言葉だけでじゅうぶんプレゼントだよ…
萩原雪歩
…何この液体。墨汁?
菊地真
やだなあ、お茶に決まってるじゃないか。菊地真特製スペシャルティーだよ!
萩原雪歩
この黒い汁が?
菊地真
へへっ。実は昨日、今日の為に色んなお茶を買ってきたんだけどさ。
菊地真
雪歩はお茶にうるさいだろ?だから普通のお茶じゃ満足出来ないだろうと思って。
菊地真
どうするのがいいか悩んでたんだけどさ、その時恵美に会ってね。そこで閃いたんだよ!
萩原雪歩
イカスミを?
菊地真
恵美と言えばドリンクバー。ドリンクバーの醍醐味と言えば何かな?
萩原雪歩
コールタールじゃないことだけは確かだね。
菊地真
そう、色んなジュースをミックスして自分だけのブレンドを作ることだよね!
菊地真
というわけではいどうぞ。日本茶と烏龍茶とプーアル茶とさんぴん茶のミックスティーだよ!
萩原雪歩
知ってる真ちゃん、お茶のブレンドってね。液体じゃなくて葉っぱの方を混ぜて作るんだよ?
菊地真
だ、だめかな。ボク、雪歩に初めて(入れたお茶)をもらって欲しかったんだけど…
萩原雪歩
はう!?そ、その台詞は卑怯すぎるよぅ…
菊地真
どう?けっこうイイ感じのが出来たと思うんだけど。
萩原雪歩
(の、喉が。喉が全力で飲み込む事を拒否してますぅ。頑張って、私の喉…)
萩原雪歩
は、はあはあ。お茶を飲むのにこんなに疲れたのは初めてだったよ。
萩原雪歩
でも、せっかくの真ちゃんからのプレゼントだもんね。初めてが私かぁ、えへへ…
萩原雪歩
まあ、ああいうのはもう勘弁して欲しいけど。
永吉昴
お、いたいた。おーい、雪歩。
萩原雪歩
昴ちゃん。どうしたの?
永吉昴
今日誕生日だろ?おめでとう、プレゼント用意したぜ!
萩原雪歩
ほんと?ありがとう、嬉しい。もらっていいの?
永吉昴
当然だろ。まあ物じゃなくてお茶なんだけどな。
萩原雪歩
お茶?ちょうど今、お口直ししたかったの。すっごく嬉しい。
永吉昴
へへっ、雪歩ほどじゃないけど、オレも家じゃけっこうお茶入れてるからな。
萩原雪歩
(昴ちゃんなら大丈夫だよね、お料理上手だし)
永吉昴
誕生日にふさわしい特別製だぜ?実はさっき、そこで恵美に会って思い付いたんだけどさ…
萩原雪歩
何で!?
(台詞数: 41)