雪歩
BGM
ハミングロード
脚本家
親衛隊
投稿日時
2017-12-24 00:00:00

脚本家コメント
誕生日おめでとう。雪誕ラストドラマです。
どこの雪歩でも変わらず担当であり続けたいと思いましたまる。

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萩原雪歩
12月24日、聖夜。
萩原雪歩
今日は4回目の誕生日。
萩原雪歩
彼と知り合って、彼と共に歩む4回目。
萩原雪歩
なのに、胸のドキドキは未だに慣れないみたい。
萩原雪歩
きっと、手袋越しに感じる彼の体温が、私の心臓を叩いてるんだ。
萩原雪歩
でも、離したくない。離すわけにはいかない。
萩原雪歩
彼と過ごせるのは、この夜の闇に紛れられる間だけだから。
萩原雪歩
彼は優しい人。
萩原雪歩
優しいから気を遣ってる。
萩原雪歩
近づき過ぎないように、怖がらせないように。
萩原雪歩
ガラス細工を扱うかのような──優しさというより慎重な接し方。
萩原雪歩
嬉しいけれど、少し寂しくもある。
萩原雪歩
他の子にもそうなのかなぁ。
萩原雪歩
ちらと彼の顔を見遣る。
萩原雪歩
……やっぱり、かっこいいなぁ。
萩原雪歩
見た目とかじゃなくて、悠然と前を向いて歩く姿。
萩原雪歩
彼は、私が持ち得ないものを全部持ってる気がする。
萩原雪歩
この感情も多分、「好き」というより「憧れ」の部類なんだと思う。
萩原雪歩
プロデューサーという立場で、こんな私に指標を示してくれた人。
萩原雪歩
でも、薄々感じていた。
萩原雪歩
こんな凄い人が、私なんかに釣り合うはずないよねって。
萩原雪歩
白いため息が溶けて消える。
萩原雪歩
それを見て、ふと思う。
萩原雪歩
なんて──儚いのだろう、と。
萩原雪歩
この夢も、もうすぐ終わり。
萩原雪歩
熱も思考も忘れて、また眠ってしまうの。
萩原雪歩
目が覚めて、朝を迎えて……
萩原雪歩
今までが良い夢だったと騙し続ける。
萩原雪歩
あなたも、私も、みんなだって。
萩原雪歩
……新しい世界に、あなたは居るのかな。
萩原雪歩
そもそも、私がいるのかな。
萩原雪歩
その場所で、少しでも相応しい女の子になれてるといいのだけれど。
萩原雪歩
「……ごめんなさい、プロデューサー」
萩原雪歩
「あの、今日はここで……」
萩原雪歩
「えっと、少し風邪気味で体調が……」
萩原雪歩
逃げる?
萩原雪歩
弱い?
萩原雪歩
変われない?
萩原雪歩
違う。
萩原雪歩
私はバトンを託すの。次の萩原雪歩に。
萩原雪歩
「あの」
萩原雪歩
「今の私は、ここで立ち止まってしまうかもですけれど!」
萩原雪歩
「これからあなたが出会う私は、今よりもずっと、素敵になってるはずですから!」
萩原雪歩
強く、強く、両手で彼の手を握って──
萩原雪歩
「だから、変わらず愛してあげてくださいねっ」
萩原雪歩
そして──離れた。
萩原雪歩
今まで、本当にありがとうございます。
萩原雪歩
大好きでした。

(台詞数: 48)