永吉昴
(リオさんの大試練の次の日、オレはウツボ博士にカンタイシティに来るように言われた…)
永吉昴
え?エーテル財団のコノミさんが、オレを《エーテルパラダイス》って所に招待してくれるって?
高木社長
博士「そう伝言を頼まれたんだ。島巡りの途中で、エーテル財団の保護活動を手伝ったのかい?」
永吉昴
あぁ、まぁ成り行きというか何と言うか。でも、博士もエーテル財団の人達を知ってんだな。
高木社長
博士「エーテル財団がアローラで活動してる以上はね。財団の代表とも何度か話をした事があるよ」
高木社長
博士「代表も含めて魅力的な女性が多くて、ぜひアイドル活動をって言ったら拒絶されたけど……」
高木社長
博士「ともかく、エーテルパラダイス!あそこは良い所だよ!財団が保護したポケモン達の」
高木社長
博士「文字通り楽園のような場所だし、財団の研究施設がある財団本部なんだ。彼女達の」
高木社長
博士「ポケモンとの関わり方を見て来ると、きっと新しい発見、新しい出会いがある筈だよ!」
永吉昴
そっか!なんか面白そうだぜ……あ、でもそこに行くと次の試練の島にはどうやって……
高木社長
博士「心配ご無用。見学が終わったら、そのまま第三の島、ウラウラ島に送ってもらえるよう」
高木社長
博士「話はしてある。本当は明日僕が送って行くつもりだったけど、そっちの方が良いだろう」
永吉昴
おぉ!ありがとな博士!じゃあオレ、エーテルパラダイス行ってくるぜ!
高木社長
博士「うん、色々見てきなよ!ここカンタイシティの造船所で、コノミ支部長が待ってるそうだ」
高木社長
博士「僕とセリカは明日ウラウラ島に向かうね。造船所のある《マリエシティ》で待合せだ!」
永吉昴
わかった、マリエシティだな。じゃあな博士!次はウラウラ島で!
高木社長
博士「あぁ……あ、スバル女史、最後に1つ聞いてもいいかい?大した事じゃないんだけど……」
高木社長
博士「スバル女史、《スターフォール》って知ってるかい?」
永吉昴
え?スター、フォール?うーん、わかんないな……新手の変化球?
高木社長
博士「いや、知らないなら良いんだ。うん、エーテルパラダイス楽しんできなよ!じゃあね!」
高木社長
博士「……」
高木社長
博士「……自覚は無し、当然か。ノリコが見た物が本物なら……スバルの身に何が起きてるんだ?」
永吉昴
ロトム『……スバル!あっちがカンタイシティ造船所ロト!』
永吉昴
あぁ、最初に来た所に最後に戻るってなんかいいよな……お、コノミさんがいたぞ。
馬場このみ
あらスバルちゃん!博士に会えたのね、改めて大試練達成おめでとうね!
永吉昴
ありがとうございますコノミさん!今日はエーテルパラダイスまで、宜しくお願いします!
馬場このみ
いえいえー、エーテルパラダイスは財団の技術と理念の結晶、若い子に沢山見て欲しいのよね。
馬場このみ
パラダイスには連絡船で行くの。あっちに停めてあるから、さっそく行きましょうか。
永吉昴
はい!どんな所なのかな……ん?何か船の周りに人だかりが出来てるな。
馬場このみ
部下「コノミ支部長!大変です!私達の連絡船に、サメハダーの群れが襲いかかって……」
永吉昴
(シャーック!!!)わっ、沢山のサメハダーが船に体当たりしてるぞ!何があったんだ!?
馬場このみ
あっ!昨日のサメハダー達ね!昨日サメハダー達に襲われてるホエルコを、私達が保護したんだけど
馬場このみ
その時の奴らが仕返しに来てるんだわ!本当に懲りないポケモン達ね……!
永吉昴
(ガブガブガブ!)船を噛んで壊す気なのか!?させないぞ!オレのポケモンで……
馬場このみ
まぁ待ってスバルちゃん、ここはお姉さんに任せなさい。今日は私の相棒を連れてきてるから。
馬場このみ
大人の流儀を見せてあげるわ!行くわよ、私が10歳の時からの相棒!スリーパー!(ボンッ)
馬場このみ
スリーパー『スリスリ……』
永吉昴
スリーパーだ!コノミさんのポケモンなんだな……怪しい魅力がある気がするぜ。
永吉昴
ロトム『でも、催眠が得意なエスパータイプのスリーパーだと、サメハダー達には不利ロト!』
馬場このみ
うふふ、まだまだ青いわねロトム。スリーパーが催眠しか出来ないと思ってない?行くわよっ!
永吉昴
(ボコォッ…!)な、何だ?スリーパーがえび反りになって……光る玉を出してるぞ!
馬場このみ
行くわよスリーパー、サメハダー達を蹴散らしなさい!きあいだま!!!
馬場このみ
スリーパー『イエエエエエエエエエイ!!!!!!(ゴォォォォッ!!!)』
永吉昴
(ギャーッ!?)ス、スゲー!スリーパーの雄叫びときあいだまで、サメハダー達が吹っ飛んだ!
馬場このみ
(ジャースティス!)やったわねスリーパー!どう?スリーパーにもパワフルな一面があるのよ。
馬場このみ
さて、サメハダー達もいなくなった事だし、連絡船を出しましょう……あれ?
馬場このみ
部下「船のスクリューが粉々です……サメハダーのせいではなく、スリーパーのきあいだまで……」
馬場このみ
あら~……ちょっとパワフル過ぎたかしら。代わりはすぐには届かないし、今日はもうムリね……。
永吉昴
えぇ……じゃあオレは今日どうすれば……。
馬場このみ
ぐぬぬ、スバルちゃんに大人な私を見せるつもりが……こ、こうなったら身銭を切るしか……!
(台詞数: 50)