天海春香
えっと・・・二人はもう大丈夫かな
野々原茜
まったく問題なーし!
福田のり子
うん、大丈夫
天海春香
よし・・・それじゃ
天海春香
分別終了ですよ!終了!
野々原茜
いやー、しかし溜まりに溜まった劇場のモノ!モノ!モノ!
野々原茜
衣装に小道具大道具。よくもまあこんなバラエティ豊かに揃えたよね
福田のり子
そうそう、捨てるものとそうでないもの分けるだけでも大仕事だよ
野々原茜
ジャイアント茜ちゃん人形が、なぜか捨てるもののコーナーにあったんですけど
福田のり子
ナンノコトヤラ
天海春香
ワカリマセンナー
野々原茜
うにゃ!ヒドイなあもお!
天海春香
ふふ、ごめんごめん
天海春香
でも改めてこうやって振り返ってみると
天海春香
どれもこれも大切な思い出で
天海春香
干支の衣装来てレースしたり
福田のり子
燃えるリングでバトルしたり
野々原茜
茜ちゃん人形で全国制覇を目論んだり
天海春香
捨てるなんてできなくて
福田のり子
そりゃ、こんなにもモノが溜まっていくはずだよね
野々原茜
ホントはすごく寂しいけど
天海春香
うん、もう決めたことだから
天海春香
じゃ、この捨てるものコーナーのやつは
福田のり子
うん、処分しよう
天海春香
それじゃー
野々原茜
あーあー!待って待って!
天海春香
どうしたの?まだ、分別してないものあった?
野々原茜
あのさ・・・
野々原茜
やっぱり、捨てるのはもうちょっと後にしない・・・?
福田のり子
ちょっともう、いまさら
野々原茜
わかってるよ!?分かってるけどさ!
野々原茜
とりあえず、保留。処分未定・・・って事にしない?
野々原茜
もうさ、この劇場にモノが増えることはないわけでしょ
野々原茜
だったら、もうちょっとギリギリまでさ、置いておいてもいいよね?
野々原茜
それに
野々原茜
そんなに、悲しそうな顔してるの見たらさ
天海春香
・・・え?
天海春香
や、やだな私?そんな・・・
天海春香
・・・あれ?・・・・・・・・・おかしいな・・・私、ちゃんと分かってるつもりなのに・・・
福田のり子
春香・・・。
野々原茜
というわけで!ほりゅーーーーーー!プロちゃんには再交渉ってことで!
野々原茜
にゃは☆
天海春香
結局その日は、プロデューサーさんのゴミの処分だけを行ったんだ
天海春香
ほとんどが空きビンと飴の包み紙だったけど、量がとんでもなく多くて
福田のり子
あ、劇場が宇宙にあるのにゴミの処分どうするかって?
福田のり子
なんと!そのまま、大気圏に落として燃やすんだって!
野々原茜
それじゃ、いっくよーーーー!そりゃーーーー!
野々原茜
・・・おぉ!これは圧巻!!
福田のり子
その日、私たちは生まれて初めて、流れ星を上から見た
天海春香
きっと叶えられる。いくつもの願いをのせて。
(台詞数: 50)