北沢志保
我が家には美味しそうにお雑煮にパクつく駄神というべきお稲荷さまがいます。
矢吹可奈
パクパクウマウマ…うーん、お雑煮美味しー♪
北沢志保
しかしよく食べるわね〜。
矢吹可奈
だって美味しいんだも〜ん。
北沢志保
まぁ、そのお餅はお稲荷さまが貰ってきたものだから別にいいんだけどね。
矢吹可奈
鼠神ひなたちゃんと唐傘星梨花ちゃんが作ったもち米だからね。無農薬有機農法だよ。
矢吹可奈
そしてこの時期にお餅をついてみんなに配ってくれるんだ。凄いでしょう、えっへん。
北沢志保
なんでお稲荷さまが自分の事のように自慢して無い胸を張ってるのよ!
矢吹可奈
無い胸ってなにさ!少しはあるよ‼︎少なくとも志保ちゃんの友達の静香って子よりは…
矢吹可奈
無い胸ってなにさ!少しはあるよ‼︎少なくとも志保ちゃんの友達の静香って子よりは…へぶっ⁉︎
北沢志保
あら…どこからか飛んで来た麺棒がお稲荷さまの頭に直撃したわ。なぜかしらね?
矢吹可奈
うぅ、頭にたんこぶが〜…クスン
北沢志保
正月早々他人の悪口なんて言うからよ。
矢吹可奈
ブー!もういいもん。お雑煮食べて気分転換だ‼︎(バクバク)
北沢志保
よく食べるわね、本当。
矢吹可奈
(バクバクバク)
矢吹可奈
(バクバクバクバク)
矢吹可奈
(バクバクバクバクバク)
矢吹可奈
(バクバクバクバクバクバク…ング!)
北沢志保
ん?どうかした?
矢吹可奈
も…餅が…の…どに……
北沢志保
あら、大変。お餅が喉に詰まったのね。
矢吹可奈
志保…ちゃん…助け…て…
北沢志保
さてどうしたものか…このままポックリ逝ってくれてもそれはそれで…
矢吹可奈
志…保…ちゃ〜ん……
北沢志保
はぁ、仕方ないわね。私も随分甘くなったもんだわ。
矢吹可奈
早…く……
北沢志保
フンッ!(ドスッ)
矢吹可奈
ゲフゥ…
北沢志保
あら、この程度の腹パンじゃダメかしら?それなら…
矢吹可奈
ちょ…待っ…て……
北沢志保
そらそらそら!(ゲスッ!ゴスッ!バコッ!)
矢吹可奈
ゲハッ…グフゥ…アボッ…
北沢志保
まだ出ないか、しつこいわね。ならもっと強力なのを…
矢吹可奈
し…志保…ちゃ…や…め……
北沢志保
ん?
北沢志保
ん?あら、そういえば…お餅が詰まった時は背中を叩くんだっけ?
矢吹可奈
え…じゃ…さっき…まで…のは…?
北沢志保
ごめんなさい。全くの無駄骨だったわ。
矢吹可奈
そんな…ひど…い…
北沢志保
じゃあ、改めて…フンッ!(ビターン!)
矢吹可奈
ゴフッ…
北沢志保
まだ出ない?ならもっとね…(バンッ!バンッ!バンババン‼︎)
矢吹可奈
イタッ…アタッ…アイタタタ…
北沢志保
まだ?このままじゃお稲荷さまが窒息死しちゃうわ。ま、別にいいんだけど…
矢吹可奈
ちょ…志保ちゃ…ん…もっと…優し…く…
北沢志保
そんな事言ってる場合?こうなったら全力全壊で…
矢吹可奈
志保ちゃん!字が違うよ!そんな事されたら私死んじゃうよ!(ポロン…)あ…
北沢志保
あら…お餅が出て来たわ。さすが私、全て計算通りよ。
矢吹可奈
いや、絶対違うよね?ただの結果オーライだよね?あのままならどっちにしても私死んでたよね?
(台詞数: 50)