ジュリア
おーい、ツバサ! そろそろはじまるぞ～!!
伊吹翼
はーい、今いきまーす!!
伊吹翼
(事務所のキッチンからお菓子を取って、楽屋に向かう 今日は『音楽祭の結果発表』だ...)
伊吹翼
TV「ミリオネアミュージックフェス...それは、今年の業界No1の音楽の祭典...」
伊吹翼
始まったはじまった♪ ジュリアーノ、そこ座らせて～!
ジュリア
ちょっ、ツバサ...お前こんな時にお菓子なんか持ってくんなよ...
真壁瑞希
お二人とも、少し落ち着いてください。...音が聞こえません。
真壁瑞希
これは伊吹さんの命運かけた...大しぇつな...大切な瞬間なんですから
伊吹翼
(瑞希ちゃんが噛んだ...なんでかすごく緊張してるみたい...)
ジュリア
おっ...そろそろアイドル部門だな...確か8人くらい入るんだっけか?
真壁瑞希
いえ...正確には6人だったかと...2回、歌で競う予定なはずですし...
伊吹翼
(6人...あの会場にはけっこうアイドルいたから、ちょっときびしいかも...)
伊吹翼
(6人...あの会場にはけっこうアイドルいたから、ちょっときびしいかも...あれ?)
伊吹翼
そういえば...プロデューサーさんは? ...さっきから連絡がつかないけど...
真壁瑞希
プロデューサーなら仮眠室にいます。 なんでも『翼なら問題ない』だそうで...
伊吹翼
(...それって、わたしの事、一応信じてくれてるのかな...?)
伊吹翼
TV「それでは番組に出演する権利を掴んだ6名のアイドルを紹介します...第1位は...」
伊吹翼
(アナウンサーから次々とアイドルが発表され...残りはあと1人になった...)
ジュリア
...残りはあと1枠か...にしてもホント心臓に悪いな...
真壁瑞希
...案の定、玲音さんが一位ですか... これで運命が決まるのか...
伊吹翼
残り1枠...それがわたしじゃなかったら...
伊吹翼
暁「ふぁぁっ...まぁ大丈夫でしょ。」
真壁瑞希
おはようございます、プロデューサー ...ずいぶん寝ていましたね。
ジュリア
...お前、よくのんきに寝てられるよな...仮にもツバサのプロデューサーなんだろ?
伊吹翼
暁「うん、でも玲音さんが1位なら大丈夫だよ...絶対に翼は勝ち上がれる。」
伊吹翼
(...プロデューサーさんは...わたしの事を信じてくれてるんだ...)
伊吹翼
暁「さ、そろそろ再開されるよ! みんな、スタンディングオベーションの準備だよ!」
ジュリア
...いや、それは早いだろ...でも、アンタの気持ちに免じて、そのカケに乗ってやるよ。
真壁瑞希
私も乗りますよ ...こう見えても、勝負事は好きなのです。
伊吹翼
(CMがあけて、番組がまた始まり...最後の一人が発表される...)
伊吹翼
司会「残るはあと一人、この音楽の祭典のスターダムに登るのは!!」
伊吹翼
司会「765プロダクション所属、伊吹翼ッ!!」
ジュリア
よしっ...一時はどうなるかと思ったけど...やったな、ツバサ!!
真壁瑞希
伊吹さん、おめでとうございます ...正直、心臓が止まりそうだったぞ。
伊吹翼
...ホントに...わたしが...っ...
伊吹翼
...ホントに...わたしが...っ...やったーっ!!
伊吹翼
(思わずうれしくて、プロデューサーさんに思いっきり抱きつく...本人は少し照れてるみたい)
伊吹翼
暁「ちょっ...翼、そうくっつかれると恥ずかしいよ...」
伊吹翼
暁「それに...安心したらまた眠くなって...もう一度寝てくるね...」
伊吹翼
(そう言うとプロデューサーさんは仮眠室の方に走って行っちゃった...)
ジュリア
あれは...アイツ照れてるな。普通なら眠いのに、あんなに走れないよ。
真壁瑞希
...もしかしたら今ならプロデューサーがメロメロになるかも...伊吹さん、ファイトだぞ
伊吹翼
ホント!? ...それじゃあプロデューサーさんにアタックして来ちゃおっかな～♪
伊吹翼
(わたしはプロデューサーさんを追いかけて仮眠室のドアを開けると...)
伊吹翼
暁「うん...翼が...これで...」
伊吹翼
(...プロデューサーさん、電話してるのかな? ...相手は誰だろ。)
伊吹翼
暁「...大丈夫だよ...僕は...が好きだよ...」
伊吹翼
暁「...大丈夫だよ...僕は...が大好きだよ...北沢さん。」
伊吹翼
...うそ...プロデューサーさんが好きなのは...
伊吹翼
...うそ...プロデューサーさんが好きなのは...志保ちゃん...?
(台詞数: 50)