七尾百合子
こんばんは、ワトソン諸君!!
七尾百合子
七つのしっぽがある脳細胞を持つ女、名探偵七尾百合子です。
佐竹美奈子
貴音ちゃん、誕生日おめでとう!
四条貴音
ありがとうございます、美奈子。
七尾百合子
今回の謎はこちら。
七尾百合子
ばばん!!
七尾百合子
夜の劇場にうごめく怪しい影の正体を探れ!
佐竹美奈子
さて、貴音ちゃん。私からのプレゼントなんだけど……このあと時間ある?
四条貴音
時間……。なるほど、そういうことですか。
七尾百合子
今日は1月21日
七尾百合子
そう、765プロが誇るミステリアス・クイーン、四条貴音さんの誕生日です。
七尾百合子
貴音さんが劇場の控室に入ると、ホワイトボードにサプライズが!
七尾百合子
なんと!面妖な貴音さんのイラストとともにたくさんのお祝いの言葉があったのです!
七尾百合子
メッセージを込めたのは紬さんに海美さん、可憐さんにロコちゃんにエミリーちゃん。
七尾百合子
貴音さんもホワイトボードを見て感動に胸を打たれたのではないでしょうか。
七尾百合子
しかし、このホワイトボードには劇場を揺るがす恐ろしい謎が隠されていたのです!
七尾百合子
でれでれで~ん!!
四条貴音
何をしているのです、美奈子。のんびりしている時間はないはずです。
佐竹美奈子
まぁまぁ、貴音ちゃん。いつ、佐竹飯店が会場だって行った?
四条貴音
……はっ!この匂い、まさか!!
佐竹美奈子
せいか~い!出張佐竹飯店、今日は屋上で開店ですよー!
七尾百合子
では、劇場に秘められた謎とは何なのでしょうか。
七尾百合子
その謎が発出したのが、ホワイトボードに描かれた貴音さんのイラストです。
七尾百合子
銀色の髪に緑のトップス、ほっそりとした顔には煮卵のような目、手にはラーメンがあります。
七尾百合子
ワトソン諸君もこの絵を見た時におや?と思ったのではないでしょうか。
七尾百合子
そう、貴音さんが持っているラーメンの量が明らかに少ないのです!
七尾百合子
貴音さんといえば大盛ラーメンを軽食と捉えるほどの健啖家。
七尾百合子
絵を描いた人もそれを知っていないわけがありません。なぜこのようなことが起きたのでしょう。
七尾百合子
少し話は変わりますが、ワトソン諸君はこのような噂を御存じでしょうか。
七尾百合子
「夜になるとどこからともなく声が聞こえてくるらしい」
七尾百合子
……私が何を言いたいのか、もうお分かりですね。
七尾百合子
そう、貴音さんの絵のラーメンが減っているのは、この声が原因なのです!
七尾百合子
しかし、この声が今まで悪さをしたことはありません。きっと何者かがちょっかいをかけたのです。
七尾百合子
この何者か、仮にPとしますが、Pの目的は何でしょうか。
七尾百合子
絵に描かれたラーメンが減る、これはある種の呪術と考えられます。
七尾百合子
つまり、Pの目的は貴音さんの食事量が減る呪いをかけることだったのです!
七尾百合子
じゃじゃじゃじゃーん!!
四条貴音
の、のののの、呪い……!?
七尾百合子
そんな計画が進行しているとも知らず、貴音さんは劇場に来たPを笑顔でお出迎えします。
七尾百合子
本日は私がこの世に生を受けた日、と普段通りの雰囲気で話す貴音さん。
七尾百合子
そんな彼女にプレゼントを渡すと劇場の奥でPはひっそりと高笑いを上げたに違いありません。
七尾百合子
屋台のラーメン屋さんに舌鼓をうつ美咲さんの感激のなんとぉ!の声が劇場に響くその裏で……。
四条貴音
さ、佐竹美奈子!出張佐竹飯店はまたにしていただけませんか。今は呪いを解くのが先決かと。
佐竹美奈子
い、いえ、ここはたくさん食べて呪いを迎え撃ちましょう。幽霊も呪いもカロリーには勝てません!
四条貴音
分かりました。私も腹をくくりましょう。さぁ、決戦の地へ!
七尾百合子
これが美しい友情!私の推理が2人の友情を育てた!
七尾百合子
名探偵七尾百合子!七つのしっぽの脳細胞に解けない謎はない!続く!
四条貴音
さぁ、決戦の地へ!いきますよ、美奈子、百合子!
七尾百合子
……
七尾百合子
……えっ、私も?
(台詞数: 50)