最上静香
はぁ…。すっごく気が重いわね。何で今日に限って劇場に用事があるのかしら…。
最上静香
出来ることなら今日は劇場に近寄りたくなかったのだけど…。
最上静香
…って、グチグチ言ってても仕方ないわ。あの子がシアターにいるとは限らないんだし。
最上静香
こんにちは!【ガチャッ】
北沢志保
プレゼントヲ…ヨコセエエエエ!!【ガバッ!】
最上静香
失せろ悪霊!!【ビシッ!】
北沢志保
随分な挨拶ね、静香。いきなり何するのよ。
最上静香
その言葉そっくりそのまま貴女に返すわよ!そもそも挨拶ですらなかったわよね!?
最上静香
出会って早々にプレゼントをたかるんじゃないわよ!せめて挨拶してからにしなさい!
北沢志保
おはよう、静香。今日は私の誕生日プレゼントを寄越しなさい。
最上静香
プレゼント欲しいのが我慢しきれてない!欲望駄々洩れじゃないの!!
北沢志保
私の欲望は108まであるのよ。
最上静香
そんなものしまっておきなさい!!
最上静香
はぁ…。エンカウントすることも想定して一応準備しておいたプレゼントがあるにはあるんだけど。
北沢志保
うどん?
最上静香
ひっぱたくわよ?
北沢志保
だって貴女、ことあるごとになんちゃら饂飩って銘打って振舞ってるじゃない。
最上静香
うっ…。そこは確かに否定できないし、なんならバースデー饂飩も作ったことあるけど。
北沢志保
やっぱり饂飩じゃない。で、バースデー饂飩はまだなの?
最上静香
…劇場の冷蔵庫に具材があるから作れないことはないわよ。
最上静香
グレードはちょっと落ちちゃうからあんまりおススメは出来ないけど…。
北沢志保
そう。ちなみに、貴女が用意してたプレゼントって何だったの?
最上静香
私手書きの
北沢志保
…クズが。
最上静香
最後まで言わせなさいよ!そんなに嫌か!!
北沢志保
だって、貴女の絵ってだいたいクリーチャーじゃない。
最上静香
クリーチャーって…。言われるとすごく傷つくんだけど、そんなにひどいのかしら。
北沢志保
弟に絵を見せたら本当になんとも言えない、形容しがたい表情してたわ。
最上静香
りっくん!?
北沢志保
誰に許可を得てりっくんをりっくんって呼んでるのよ!!
最上静香
人をどう呼んでも私の勝手でしょ!!
北沢志保
確かに勝手だけど貴女にだけは呼ばせないわ!断固として呼ばせないわよ!!
最上静香
そこまで頑なに否定される意味が分からない!!
北沢志保
分かったならさっさと饂飩をこねてきなさい。
最上静香
はいはい。分かりましたよ本日の主役様。
最上静香
…そう言えば、他の皆ってどんなプレゼントをくれてたの?
北沢志保
……卑しい奴。
最上静香
ただの興味本位よ!!別に寄越せとかいうつもりじゃないからね!?
北沢志保
皆、素敵な物をくれたわよ。可奈とは一緒にクレープを食べに行く約束をしたし。
最上静香
真っ先に可奈が出てくるあたり仲良しになったわよね、貴女達。
北沢志保
春香さんからはケーキをもらったわ。帰ってから家族みんなで食べてって。
北沢志保
海美さんはクッキーを焼いてくれたわね。うまくできたよーってとても喜んでたわ。
北沢志保
紗代子さんからは美味しいたい焼き、百合子さんからはおはぎ、紬さんからは和菓子詰め合わせ…。
最上静香
圧倒的甘味の量!いまさら訊くのもなんだけど本当に私からのプレゼントは饂飩でいいのよね!?
北沢志保
伊織さんからは、この後家で行われるパーティに誘っていただいたわ。
最上静香
なんか急にベクトルが…いや、結局甘味からは逃れられてないわね。
北沢志保
私の誕生日パーティの会場として使わせてくれるって話よ。シアターのアイドル皆来るって。
北沢志保
それと特別ゲストとして…。
北沢志保
それと特別ゲストとして…名探偵…。【チラッ】
最上静香
名探偵がゲストって事件の気配しかしないんだけど!?そんな目で見ても私絶対行かないわよ!!
(台詞数: 50)