矢吹可奈
『私、とっても幸せ♪だから歌うの♪皆にも幸せ届け～って♪』
北沢志保
『私は幸せじゃないわ。だから歌うの。幸せを掴み取るために』
矢吹可奈
歌う理由が違っても
北沢志保
歌を歌う事には代わりない
矢吹可奈
自らの幸せを自慢するために
北沢志保
他人の幸せを奪うために
矢吹可奈
そんな二人が出会い…
北沢志保
声を重ね合う、それは奇跡
矢吹可奈
『志保ちゃん!私は歌う!誰のためでもない…志保ちゃんのために!』
北沢志保
『やめて。そんなの望んでいない…貴女は私には眩しすぎる…』
矢吹可奈
光と影
北沢志保
並び立つ二つの光はやがて…
矢吹可奈
やがて…逆転する
北沢志保
『可奈!なぜ歌ってくれないの!?私…可奈と歌いたくて、ここまで頑張った!なのに…』
矢吹可奈
『ダメなんだ…私にはもう…歌を歌う資格なんて無いんだから』
北沢志保
やがて少女たちは孤立し…
矢吹可奈
そして二人は求め合う。何故ならば…
北沢志保
『可奈!私には…私には貴女しかいないの!だから歌って!私のために!』
矢吹可奈
『志保ちゃん…ありがとね。私歌うよ。だから…志保ちゃんも諦めないで?約束だよ?』
北沢志保
それは少女達の不器用な成長を綴る物語
矢吹可奈
青春物であり、
北沢志保
サクセスストーリーであり
矢吹可奈
百合でもある
北沢志保
『もっと!もっと可奈の声を聞かせて!』
矢吹可奈
『志保ちゃ…あ、ああ!志保…』
北沢志保
『可奈の中…暖かいわ…すごく安心する…』
矢吹可奈
『志保ちゃん…愛してる…』
北沢志保
そして引き裂かれる
矢吹可奈
『志保ちゃん!待って!行かないで!』
北沢志保
『可奈…これまでありがとう…貴女はアイドル頑張って続けてね…』
矢吹可奈
『志保ちゃ～ん』
北沢志保
少女は歌い続ける。
矢吹可奈
しかしいつまでも少女のままではいられないのだ
北沢志保
『…』
矢吹可奈
『やっと会えた。志保?もう離さないから』
北沢志保
『可奈…貴女変わったのね』
矢吹可奈
『変わったのは志保の方だよ。バカ』
北沢志保
数年ぶりの再開…
矢吹可奈
二人は少女時代を思い出す
北沢志保
そして…どちらからともなく歌い出す…
矢吹可奈
『♪ウソで隠さなくちゃ～食べたのバレちゃう～』
矢吹可奈
『♪食べかすを隠したって～つまみ食い、バレちゃう～』
矢吹可奈
『♪おかわりが欲しくて～勇気を出しても～』
矢吹可奈
『♪口の回りについたプチシューには～気付いてくれないのに～』
北沢志保
『いやいや、気付いてたわよ。やっぱり可奈が食べたのね?』
矢吹可奈
『えっと…あはは。ごめんなさい』
北沢志保
『もう…許さないんだから』
北沢志保
『罰として、これからずっと一緒にいること!』
矢吹可奈
つまり、
北沢志保
かなしほ最高
(台詞数: 50)