変わりゆく世界(志保編)
BGM
TOWN_RMX
脚本家
りんりんりん世
投稿日時
2015-11-29 03:59:44

脚本家コメント
毎回長くなってしまう…。
読みにくかったらごめんなさい。

コメントを残す
北沢志保
(ようやく私は、春香さんの事を少しだけ理解し始めた。)
北沢志保
(大雑把で、何を考えてるのか解らない。でも、とても優しい心をもっている。)
北沢志保
(私の事を本心で助けてくれたのだと思う。今では、全てをこの人に任せてしまっている。)
北沢志保
(我ながら甘えすぎだとは感じているが、私に出来る事なんてないというのも事実なのだ…)
天海春香
ただいま志保ちゃん。今日はね、お客さんを連れてきたよ。ほら、前に話した如月千早ちゃん。
如月千早
どうもどうも!お!君が噂の北沢志保ちゃんだね。春香から話は聞いているよ!
北沢志保
あの、えっと、その…。こ、こんにちは。北沢志保です。春香さんに、お世話になっていて…
如月千早
大丈夫大丈夫!軽く話は聞いてるから!あ、怖がらなくてもいいからね!
天海春香
ちょっと千早ちゃん。声声。前から言ってるだろう?声、デカすぎる。志保ちゃん吃驚してるから。
如月千早
おっと…。これは失敬。つい癖でね…。
北沢志保
えっと、大丈夫ですよ。少しだけ、驚きましたけど…。
天海春香
あ、志保ちゃん。悪いんだけど、お茶入れてきてもらえるかい?
北沢志保
はい!少し、お待ち下さいね。
天海春香
千早ちゃん。わかってると思うけど、あまり刺激しすぎない様に頼むよ。
如月千早
ああ。わかってる。でも、少し知っておきたいことがあるんだ。
天海春香
志保ちゃんの、精神的なことについてだろう?
如月千早
そういうことだ。死のうとまでしたんだ。簡単にはその傷は癒えないだろう…。
如月千早
だから、本人からも少し話を伺いたいんだ。その様子を見れば、恐らく大体の事はつかめるはずだ。
天海春香
ああ…。悪いが、お願いするよ。どうも私には、そういうのは向いていない様でねぇ。
北沢志保
お待たせしました。お口に合いませんでしたら申し訳…あっ!(バッシャーン!)
如月千早
…(ポタポタ) おお…随分と手荒い歓迎だな!志保ちゃん、怪我はないか……
北沢志保
!!!!あ、あ、あの、あ、す、すいません!すいません!ごめんなさい!
北沢志保
う、あ、すいませんすいませんすいませんすいませんごめんなさいごめんなさい!
天海春香
! 志保ちゃん!大丈夫!大丈夫だから!落ち着いて!志保ちゃん!
北沢志保
ごめんなさいごめんなさい……何でも、何でもしますから…許して下さい…
北沢志保
もう痛いのは嫌なんです…殴らないで…蹴らないで…う、あぁぁ……ごめん、なさい…
天海春香
大丈夫だから…。もうここには、君を虐める人はいないよ。だから落ち着いて…。
北沢志保
はぁ…はぁ…。うっっ!!ゲホッゲホッ!うぐ、おえぇ…。(ビチャ)
天海春香
大丈夫大丈夫…。落ち着いて…。ほら、私だよ。春香だよ。
北沢志保
あぁぁ…すいません汚してしまいました…。い、今すぐ片付けますから許して下さい…
天海春香
(ギュ)大丈夫…。今日はもう休もうか。片付けておくから、ゆっくり横になって…。
北沢志保
ごめんなさいごめんなさい…殴らないで…殴らないで…
天海春香
少し眠ろう…。大丈夫だからね。ゆっくり目を閉じて…。
北沢志保
はぁ…はぁ…ごめん、なさい…。はぁ…はぁ…。
天海春香
(数十分後)
如月千早
眠ったみたいだね。
如月千早
話を聞く聞くまでもなかったよ。ここまでとはね。よっぽどの事があったんだろう…。
天海春香
正直私も驚いているよ…。少し、甘く考えすぎていたようだ。
如月千早
この娘には悪いんだが、少し身体を見させて貰ってもいいか?
天海春香
本人が言い出すまでは見ないようにしていたんだがね…。この際だ。見ておこう。
如月千早
……。酷いな。身体中傷だらけだ。恐らくこの傷は一生消えないよ。物理的にね。
天海春香
……。許せないな。どうして、こんなに良い娘がこんな目にあわなくちゃならないんだ…。
如月千早
あぁ…。春香。君がこの娘に出会ったのは運命だ。この娘の人生、君が導いてあげなさい。
天海春香
今その覚悟ができたよ。私の人生をかけてでもこの娘を救ってみせるよ。
如月千早
そうだ。君にはその責任がある。私も出来る限るの手伝いはする。でも、きっと大変だぞ。
如月千早
解決しなきゃならない問題が山積みだ。まずはこの娘の養父に当たって…次はえぇーと…
天海春香
大丈夫さ。なるようになるし、なるようにしかならん。難しい事は後回しだ。
如月千早
そうか…。きっとこの娘は、君のそういうところを気に入ってるんだろうな…。
如月千早
そうだな!そういうことは君の方が向いている。だから、頼んだぞ!
天海春香
ああ。私の人生も、まだまだ捨てたもんじゃないってことだな。

(台詞数: 50)