永吉昴
ほらほら!こっちこっち!
七尾百合子
ちょっ、ちょっと待ってくださいよ昴さん
永吉昴
はら、早く早く!
七尾百合子
あぁ、もう!文学少女の体力とさわやか体育系少女の体力を一緒にしないでくださいよ!
永吉昴
まあでも!出会った頃の百合子なら、こんな所まで来るなんて絶対できなかったな!
七尾百合子
ま、まあね。そりゃ、ずーっとレッスンやってきて、少しは体力ついたかなーって
永吉昴
そうだな!百合子はレッスンすげー頑張ってるもんないっつも!
七尾百合子
だって・・・少しでも追いつきたいから
永吉昴
うん。そうだな、俺も春香とか響みたいに、
永吉昴
あんな風に、ステージで歌って踊ってできたらなって・・・
永吉昴
そう思うと、レッスンにも気合いが入るよな!
七尾百合子
・・・そうですね
永吉昴
あれ?そういう意味じゃなかったか?
七尾百合子
いえ、大丈夫です。そういう意味です。
永吉昴
そうか
七尾百合子
そうです
永吉昴
あ!ほら、もう一息だぞ百合子
七尾百合子
えーーい、ふぁいとぉーー!
永吉昴
いっぱぁああああつ!
七尾百合子
え?なんですかそれ?
永吉昴
え!?知らないのかよ!
七尾百合子
ふぁいと1発!電話は2番!
永吉昴
3時のおやつは佐竹飯店!
七尾百合子
ですか!?
永吉昴
違います
七尾百合子
じゃあ、わからないです
永吉昴
これがジェネレーションギャップってやつか
七尾百合子
ジェネレーションは変わらないでしょ。育ってきた環境が違うだけです。
永吉昴
セロリだな
七尾百合子
なんでセロリ?
永吉昴
あーもういい!もういい!そんなことはどーでもいい!
七尾百合子
そんなぁ、気になって夜 眠れなくなっちゃいますよ!
永吉昴
じゃぁ昼寝しろ昼寝
七尾百合子
ふて寝してやる
永吉昴
そうじゃなくて!ほら!わざわざこんな所まで登って来たんだ!ほら、こっち来いよ!
七尾百合子
そうですよ、わざわざこんな所まで登らせて。いったい何があるっていうんですか。
永吉昴
ほら!
七尾百合子
こ、これは・・・
永吉昴
へっへー。これを百合子に見せたくてさ
七尾百合子
・・・すごい・・・こんな風に見えるんだ、、、、うわぁ、、、
永吉昴
ああ、わざわざこんな所まで登らなきゃ、見れない景色だ
永吉昴
俺さ、アイドルとしてはまだまだ未熟だけどさ
永吉昴
でも、ステージに立つのってなんて言うか、ワクワクでドキドキですっげー楽しくてさ
永吉昴
でも、それって俺だけの力じゃなくて
永吉昴
いっつもそばで応援してくれている。そう、百合子のおかげだって気づけたんだ。
永吉昴
だから、俺の特別の、とっておきのこの景色。百合子に見せたくてさ。
永吉昴
ありがとうな!百合子!
七尾百合子
・・・・・・・・・きれい
永吉昴
ん?この景色のことか
七尾百合子
・・・も、もちろんそうですよ!もう!
(台詞数: 50)