四条貴音
確かに、あなた様のご意見もごもっともです。
四条貴音
いくらご飯がおかわり自由だと言ってもそれだけ食べ続ければ良いと言うわけではありません。
四条貴音
定食はめいんでぃっしゅやさらだとのバランスが命であるとも言えます。
ジュリア
……
四条貴音
そして、栄養のバランスから見ても炭水化物だけを摂り続けるのは明らかにご法度。
四条貴音
いくら私が元気もりもり真っ盛りだとしても決して体に良いはずはありません。
ジュリア
……
四条貴音
即ち、ご飯おかわりは悪なのかもしれません。
四条貴音
……もし、そうなのだとしたら。
四条貴音
……
ジュリア
……
四条貴音
その様な危険な物は即刻無くして仕舞わなければなりません。
四条貴音
いいえ、私はもう決めました。うつし世の米は私が淘汰します。
ジュリア
……貴音。
四条貴音
あら、おはようございます。開始まではまだあるのにお早いご到着ですね。
ジュリア
一番のつもりだったんだがな。しかし意外だ、あんたはホテルで朝食をとるのかと思ってた。
四条貴音
勿論頂きましたよ。
ジュリア
……ちなみに、誰と喋ってたんだ。
四条貴音
米です。
ジュリア
……
四条貴音
と、言うのは冗談で、いつもの癖です。家では正当な理由のある申請を出さないと……
四条貴音
おかわり出来ない仕組みなのです。全く時代錯誤な。
四条貴音
あ、ますたぁ。ごはんおかわり申し上げます。出来ればおひつごと下さい。
四条貴音
なんと! お味噌汁もおかわり自由!?
四条貴音
でしたら小学校の大おかず作る巨大なお鍋みたいなやつごと下さい!
四条貴音
あ、話の途中でしたね。何か私に用でも?
ジュリア
ああ、あまり無理はするなよ。って言いに来ただけだ。
四条貴音
無理などとんでもない。これくらいぺろりですよ。
ジュリア
そうじゃなくて、昨日の事だよ。あんまり慣れないことをするな。
四条貴音
……怠けて事が解決するならいくらでも怠けますよ。それに、
四条貴音
慣れないことをして無理をしているのはあなたの方ではありませんか。
ジュリア
それは……認めるしかないな。リーダーなんてあたしには無理をしないと務まらないな。
四条貴音
あなたを見るとどうしても思い出してしまいます。
ジュリア
だろうな。今になって、去年までのあいつの負担を思い知ってるよ。
四条貴音
朝食で出てくるういんなぁはどうしてあのように真紅なのでしょう。
ジュリア
全然違うの思い浮かべてた。
四条貴音
そして、あなたは何故今ういんなぁの負担を思い知っているのですか。感受性豊かですね。
ジュリア
ねえよ息絶えた腸に負担なんて!
四条貴音
そうでしょうか。私はいなくなった者にも重責はあると思いますよ。その形がかわるだけで。
ジュリア
そんなリリカルな話だったのか。
四条貴音
まあなんにせよ、今日からはなんのしがらみもなく。皆様と正々堂々と推理勝負ができますね。
ジュリア
……今日こそ頑張らないと、昨日は新規参入組の踏み台にされた感で支配されてたからな。
四条貴音
同意致します。私もあなたも、お膳立て的役割で、良き所は全てあの子が……
望月杏奈
あの!!!
ジュリア
……管理人。
四条貴音
おはようございます、というよりはじめまして。どうしました、そんなに息を切らして。
ジュリア
……おまえ、もう自由にしていい身分なのか。
望月杏奈
そんなことより! 今から言う事、落ち着いて聞いて落ち着いて行動して!!
望月杏奈
今回は私、なんにもしてないしなんにもしてない、だから本当に危ないかもしれない!
望月杏奈
紗代子ちゃん、いなくなった!
(台詞数: 50)