星井美希
とりあえず自己紹介から始めるの。ミキの名前は星井美希、しがないアイドルなの。
星井美希
いつもの通り殊勝に早めに事務所に行ってその分の寝ようと思い横になったの。
星井美希
て思ったらこんなところに居たの!わけわかめーなの!
星井美希
まあ百歩譲って寝ながらそこら辺の学校に忍び込んだかも知れないの。
星井美希
一万歩譲って夜までセキュリティを掻い潜り今まで起きなかったかもしれぬの。
星井美希
でもこの廊下長すぎて疲れたの。いつまでたっても突き当たらないのは看過できないの!
星井美希
あの、ちょっと流石に怯えて来たので明るい歌を歌って自らを鼓舞するの。
星井美希
この支配からの!(大声)
秋月律子
うるさい!
星井美希
そつぎょお～(小声)
秋月律子
さっきから聞いてたら推理が的外れすぎて脱力だわ。現実にこんなことあるわけ無いでしょ
星井美希
あの、すっごく正直に言うと今の律子、さんの出で立ちも脱力感の権化なの!
秋月律子
話が進まないから簡潔に話すと、今あなたは今たちの悪い夢を見てるのよ。
星井美希
あ、これ夢だったんだ。なら色々納得ってカンジ。じゃあもう一度寝たら覚めるね。ぐっない!
秋月律子
ところがぎっちょん、そんなに上手くいかないのよね。普通の夢じゃ無いの。
秋月律子
誰の仕業かわかんないけど、現実からシャットアウトされてるってわけ。いまのままだと冬眠よ。
星井美希
冬眠系アイドル!すっごく新しいの。でもなんで律子はミキの夢に入って来たの?
秋月律子
こんな状況でもトップアイドルの夢は諦めないのね。流石だわ。
秋月律子
ちなみに私が夢に来たんじゃないわよ。これはあなたかが作り出した事故防衛システム、的な?
星井美希
おお!だからそんな格好を!その安直さが美希らしいの!律子さんに感謝を込めて一曲歌います!
星井美希
聞いてください!「オハヨ○サンシャイン」の替え歌で、「律子、さん社員」
秋月律子
だからうるさい!あんたを夢に閉じ込めた奴に見つかったらもう逃げられないわよ!
星井美希
律子さんに付き合ってたら埒が開かないの!さっさと目覚め方を教えて。
秋月律子
簡単簡単。夢から覚めたいって、普通に願えばいいのよ。
星井美希
あれ?そんなんでいいの?ミキに悪戯した人はやっつけなくていいの?
秋月律子
これはあなたの夢よ。どう見えようがあなた以外の登場人物はいない……
秋月律子
とまあ、私に言えるのはこのくらいかしら。さあさあ早く目覚めてお勤め頑張りましょ。
星井美希
了解、セルフザメハなの!んむむむむむむむむむ!
秋月律子
どう?現実が見えてきたかしら?
星井美希
あ、きたきた!あれはおにぎりの山、キャラメルマキアートの滝、イチゴババロアの刺客!
秋月律子
こらこら、全然夢から覚めてないじゃないの!もっとややこしくなるから変な雑念は抱かないで!
秋月律子
うーん、困ったもんね。美希、最近上手くいってない事でもあるの?
星井美希
え、いやいやそんなこと無いことこの上ないの!仕事つまらないとか思ってないし!
秋月律子
……美希、夢に逃げ込んだところでいい思いをするのは自分だけなのよ?
秋月律子
困る人がいるのくらいわかってるでしょ。こんなこと言っても意味無いかしら。
秋月律子
って、違うわね。美希もわかってるからこそ、私がこんなことを言ってる。
星井美希
なにぶつぶつ言ってるか知らないけど、ミキもそろそろわかってきてるの!
星井美希
ミキが寝てたらキラキラ出来なくて、ファンの人達が困っちゃうんでしょ。
秋月律子
美希……
星井美希
それに事務所の皆やハニー、何より律子、さんが困っちゃうんだよね。
秋月律子
……
星井美希
さあ、現実よ現れたまえ!そして我を夢から……えーと、なんとかするの!うぉおおおおお!
星井美希
お、すっげー半信半疑だったけどマジで見えてきたの!
星井美希
皆が事務所にいて、ミキがキラキラして、これがミキの場所なの!
星井美希
張り合いないような気もしてたけど、ちょっと頑張ってみるの!ぐっない!
星井美希
この夢からの!(大声)
秋月律子
だからうるさい!
秋月律子
……て、もういっちゃったか。ミキも色々考えてる事があるって事ね。
秋月律子
でもそれだけに心配だわ。今日も逃がしちゃったけど……
秋月律子
一体美希はいつ夢から覚めてくれるのかしら?
(台詞数: 50)