我那覇響
あー仕事疲れたー。もうくったくたトゥナイトだぞ。
四条貴音
響、私の差し入れ12回おかわりが原因でろけに遅れ仕事が長引いた事もしかして怒っていますか?
我那覇響
もうその疑問が傲慢だぞ。
星井美希
あ、響みて!!なんか今日の月妙に赤いの!なんかロケの時の響みたいなの!
我那覇響
はは、ロケ中自分の顔が赤かったのは怒ってたからなのは明白なのに美希ったら挑戦的だぞ。
四条貴音
あのような月を見てると…やはり寂しくなります。故郷を思い出して…
我那覇響
あ、それはなんかわかるぞ…故郷と都会は景色とか臭いとか全然違うけど…
我那覇響
月だけはどこから見ても同じだし…やっぱり沖縄にいた頃を思い出すさー。
星井美希
あー、ミキも同感の極みなの。お月様ってデジャヴなのーうんうん。
我那覇響
うん、わかんないなら無理に合わせなくっていいぞ。
四条貴音
此処に来て…響は何か変わりましたか?
我那覇響
え…う~ん。正直寂しくなるからあんまり考えないようにしてたんだけど…悩むの自分らしくないし
星井美希
あー響ひどいの!そうやって悩んだときに寂しくならないようにミキ達がいるって思うな。
星井美希
ミキ達と出会った事が恐らく響の生涯で最も価値のあることなの!間違いないの!
我那覇響
嬉しいやら恥ずかしいやらだぞ。でもそれすら泣きそうだからやっぱり考えないようにするぞ。
四条貴音
……私は、此処に来て良かったか…まだ分かりません。美希のような自身がまだ持てないのです。
四条貴音
私が月に甘えているからでしょうか?変わらない月を見て、私達が変わらないとでも思っている…
我那覇響
え、自分達だってずっと変わらないんじゃないの?今の流れだとそんな結論だぞ。
四条貴音
響、美希、私達だっていつまでも一緒にいれるわけではありません…
星井美希
…貴音なに言ってるの?ミキ達ずっと一緒だっていつも言ってるし貴音だっていつも楽しそうなの。
四条貴音
美希、ちゃんと話を聞くのです。私はそんな話をしているのではありません。
我那覇響
ちょっと!些細な事で子供みたいな喧嘩するんじゃないぞ!!二人とも何焦ってるの?
四条貴音
……すみません二人とも、やはり月にあてられていたようで…
星井美希
……ミキもごめんなさいないなの。つまんない喧嘩しちゃったの……
星井美希
あ、この際だから仲直りの印に皆でカモ先生に教えを乞うの!
我那覇響
あー噂のカモ先生!自分まだ会いしてないから楽しみだぞ!
四条貴音
そうですね…お鍋にはしーずんおふなどありませんし…
我那覇響
貴音…カモ先生の話する度にそのネタするのやめてほしいぞ。もうつっこまないぞ。
星井美希
もう先生にはミキがちっさい時からお世話になってるの!!
我那覇響
ちゃんと自分もお礼言わないとな!!長い間美希がお世話になってますって!
四条貴音
かも先生様は真…ご長命なのですね。
我那覇響
あ、貴音……それは!
星井美希
……大丈夫だよ響、ミキ大人だから知ってるの。野生のカモの寿命は三年くらいなの!
我那覇響
……うん。
四条貴音
…………
星井美希
よし、響!手をつなぐの!ガッシィ
我那覇響
え、何故!!ガッシィて!
星井美希
貴音もなの!ゲッシィ
四条貴音
あら、今宵の美希は積極的ですね。月の仕業でしょうか。
星井美希
そうなの!ミキ達がらしくもなく湿っぽいのは全部お月様のせいなの!バカヤロなの!だから…
星井美希
だから今日だけは皆泣いちゃっていいの!響もミキも貴音も!どうせ誰もみてないの!
我那覇響
何言ってるの美希?自分…グス…全然悲しくなんてないぞ
四条貴音
…………響、今日だけは私も強がるのをやめます。三人だけの秘密です。
我那覇響
……うん…。
星井美希
………………
四条貴音
……響…………
我那覇響
何……?
四条貴音
響とも手を繋いで…よろしいですか。
我那覇響
いやそれじゃ輪になっちゃうし歩きにくいからまたの機会にお願い。
星井美希
輪になって踊る姿が妖精に見えることからプロジェクトフェアリーと名付けられたの嘘なの…
(台詞数: 50)