北沢志保
P)志保!
北沢志保
P)ほんっっとーに、スマン🙇🏻♂️ 志保)もう、わかってますから…顔を上げて下さい。
北沢志保
__桜の花の蕾が何となく、綻び出した頃…駆け込みの仕事が時折入ってくる季節。
北沢志保
__そんな時期は当たり前の様に私にその仕事が入ってくるといつも構えているのだ…けど。
北沢志保
P)ホントに…イイのか? 志保)仕方ないじゃないですか…
北沢志保
求められる仕事に対応しない事には…プロとは言えませんし。
北沢志保
P)でもなぁ…決まってお彼岸やお盆の時期に仕事では…志保の親父さんに怒られそうでな…。
北沢志保
ふふっ…プロデューサーさんって、変なところが信心深いんですね?
北沢志保
私のところには仏壇もありますし…父に手を合わせない事は無いんですから。
北沢志保
P)そうか? 志保)はい。…それに、ひな祭りの日に偶然オフが取れたんです
北沢志保
貴方とこうして腕を組めるのは、今となっては父のお墓参りくらいですから、父に感謝しないと…
北沢志保
P)そうか…ま、晴れで良かった。志保)そうですね。
北沢志保
__お父さん、来たよ。プロデューサーさんも一緒に来てくれたの。
北沢志保
P)いつも娘さんにお世話になっております( ̄人 ̄)
北沢志保
プロデューサーさん…父は祟ることないと思いますよ?
北沢志保
__……っと。じゃあお父さん、また来るね?
北沢志保
P)もういいのか? 志保)はい…
北沢志保
P)もういいのか? 志保)はい…それに。
北沢志保
パパラッチの様な気配を感じましたので…早々にここを立ち去らなければなりませんし。
北沢志保
P)でも、お墓に来た道戻るしかないよな? 志保)ふふふ♪
北沢志保
P)なんだ…その笑みは💧 志保)住職さんに裏道を提供して貰ったのでそちらを使いましょう
北沢志保
P)住職?…ここの尼住職だよな?美人の。 志保)…鼻の下。
北沢志保
P)ゔっ、ゔん!!…じゃあ、そこを使おうか。お寺の裏手なら駅も近いだろうし…
北沢志保
志保)…コッチです。 P)ほぅ…生け垣で入口が見えないのか…上手い視覚効果だな。
北沢志保
許可を貰っていても、こういう軒先を抜けるのって……ドキドキしますね?
北沢志保
P)そうだな…鼻垂れ坊主の頃は、見つかるとよく怒られたもんだが…今通ると新鮮かもな?
北沢志保
あら、プロデューサーさんも結構…普通のお子さんだったんですね?麗花さんもよく見抜いてる…
北沢志保
P)志保が普通言うなぁ〜…結構痛いんだから(´ーωー`)
北沢志保
P)しかし、コレは何処に抜けるんだ?
北沢志保
それは……
北沢志保
P)それは?
北沢志保
着いてからのお楽しみですよ?
北沢志保
P)結構引っ張るなぁ……
北沢志保
ふふふ…
北沢志保
__住職さんから聞いたこの抜け道…
北沢志保
__かつて、夜のお墓デートが流行った折…気を利かせた住職さんが…
北沢志保
__お寺の裏手にあるお城ホテルへの抜け道として提供したのが最初とか。
北沢志保
__ここは、住職さんのご厚意に甘えてなんとしても…
北沢志保
__恵美さんより先に、既成事実を作り上げなければ……。
北沢志保
P)志保…そう言えばこの裏手…確かラブホがあったと思ったけど……「ガシッ!!」
北沢志保
さぁ、私は腹を括ったんです。プロデューサーさんも覚悟して下さいね☆
北沢志保
ほら…行きますよ。「ズルズル……」←Pを引き摺る志保。
北沢志保
「二歳の差」ってだけで、負ける訳にはいかないんだから。
(台詞数: 43)