北沢志保
P♀:(去年8月のある日…俺は…)
北沢志保
P♀:(去年8月のある日…俺は…幽霊に取り憑かれていた)
北沢志保
霊P♀:ウフフ…
北沢志保
P♀:(そう、知る人ぞ知るあの肝試しホテルでジュリアに取り憑いた、あの怨霊が俺に…)
北沢志保
P♀:(イベント終了後、彼女は成仏したと思われていたが、俺達のことが気に入ったらしく…)
北沢志保
P♀:(劇場へ帰っていく俺達に付いてきて、そのまま劇場に居座ってしまった…)
北沢志保
P♀:(しかし彼女は、ジュリア達に取り憑くことはあっても、俺達に害を及ぼすことはなく…)
北沢志保
P♀:(それどころか、いつの間にか劇場とジュリアの守護霊的存在になってたし…)
北沢志保
P♀:(今では俺達プロデューサーやアイドル達も彼女のことを受け入れてる。)
北沢志保
P♀:(なので、時々ジュリアの身体でライブに参加させてあげたり…)
北沢志保
P♀:(ボーカルレッスンの特別講師をしてもらってたりする。すごくミリマスって感じだ。)
北沢志保
P♀:(で今…俺はその幽霊に取り憑かれてるので、自分の意思で身体全体を動かせずにいる…)
北沢志保
P♀:(つまり、彼女は俺の身体でなんでもやりたい放題言い放題というわけだ)
北沢志保
霊P♀:紹介してくれてありがとう…ここで正式に登場するのは初めてだから助かるわ…
北沢志保
P♀:(そりゃどうも…で…なんで今日はジュリアじゃなくて俺に取り憑いてんの?)
北沢志保
霊P♀:だって、あの子は今レッスンに行っているでしょう…?
北沢志保
霊P♀:それに、あなたのことが気になっていたから…
北沢志保
霊P♀:女性になったあなたに取り憑いたら、どんな感じなのかしらって…
北沢志保
P♀:(はぁ…で、実際に取り憑いてみてどうなんです?)
北沢志保
霊P♀:あの子ほどじゃないけど、あなたの身体もなかなか居心地がいいわよ…フフ…
北沢志保
霊P♀:だって、歌と歌うことが大好きっていう気持ちがはっきりと伝わってくるもの…
北沢志保
霊P♀:それに…やっぱりあなたの声はとても素敵ね…
北沢志保
P♀:(えっ?)
北沢志保
霊P♀:落ち着いた感じだけど、明るく元気で、可愛らしい部分も感じ取れて…
北沢志保
霊P♀:なんだかあの子に近い感じがして好きだわ…
北沢志保
P♀:(そんな風に自分の声を褒められたの、初めてです…俺の声…そんなにいいですか…?)
北沢志保
霊P♀:ええ…私、女性になったあなたの声がますます気に入っちゃったわ…ウフフ…
北沢志保
P♀:(そうですか…ありがとうございます…。あ、そうだ)
北沢志保
P♀:(もしよかったら…俺の声で歌ってみますか?まだ休み明けまで時間はたっぷりあるので)
北沢志保
霊P♀:あら…いいの?…あなた、優しいところがあるのね…
北沢志保
P♀:(や、優しいのはいつものことじゃないですか!)
北沢志保
霊P♀:分かってるわよ…ウフフ…あなたって本当に面白いところがあるわね…フフ…!
北沢志保
霊P♀:それじゃあ…歌うわね…すぅ…
ジュリア
(ガチャ ただいま。いやー、今日のレッスンもハードだったな…ん?
北沢志保
霊P♀:あら…お帰りなさい…
ジュリア
お前…プロデューサーの身体で何やってんだよ…
北沢志保
霊P♀:まあ…よく私だって分かったわね…
ジュリア
そりゃ喋り方で分かるし、なんとなくお前の気配がしたから…
北沢志保
P♀:(あ…いいこと思い付いた!ジュリアのギターに合わせて歌ってみては?)
北沢志保
霊P♀:いいわね、それ…ねえ、ちょっといいかしら?この人の提案なんだけど…
北沢志保
霊P♀:私、今から歌を歌うんだけど、そのギターで伴奏をお願いできるかしら?
ジュリア
それならお安い御用さ。でも歌ったらプロデューサーに身体返せよ?さて…リクエストは?
北沢志保
P♀:(俺、答えていいですか?「プラリネ」でお願いします!)
北沢志保
霊P♀:「プラリネ」がいいって、この人が…
ジュリア
OK、なかなかいいチョイスだなプロデューサー!じゃあ、始めるぞ!
ジュリア
(ギターの音)♪~♪~♪~♪~
北沢志保
霊P♀:夢は~♪夢として~♪眠る時に見るものでしょう~♪………
北沢志保
P♀:(すごい…自分でも聞いたことがないくらい綺麗な歌声…俺ってこんな美声が出るんだ…)
北沢志保
P♀:(この人に出せるなら…俺にも出せるよね?自分の身体だし。これは負けてられないぞ!)
北沢志保
P♀:(と、いうわけで、自分の声にもっと自信をもつことが出来た素敵な思い出でした。)
(台詞数: 50)