七尾百合子
こんばんは、ワトソン諸君!!
七尾百合子
七つのしっぽがある脳細胞を持つ女、名探偵七尾百合子です。
高山紗代子
あれ、今日って誰かの誕生日だっけ?
松田亜利沙
まぁ、他の事務所にはいますけど、うちの事務所にはいないですねぇ。
七尾百合子
今回の謎はこちら。
七尾百合子
ばばん!!
七尾百合子
突然に決定した劇場閉鎖の謎を暴け!
高山紗代子
劇場閉鎖……?あ、そうか、今日は……。
七尾百合子
今日は2月27日
七尾百合子
そう、765プロのアイドルを見つめ、共に成長してきた765プロライブシアターの誕生日です!
松田亜利沙
ん~、懐かしいです!あの頃は毎日アイドルちゃんに会えるんだとワクワクしてましたね。
高山紗代子
私は不安でいっぱいだったな。みんなかわいくて、私なんか場違いじゃないかなって。
松田亜利沙
でも、ありさはその頃には紗代子ちゃんの魅力にはバッチリ気付いてましたよ?
松田亜利沙
不安な目の奥に灯る闘志と決意!ありさの目はごまかせません!
七尾百合子
765プロライブシアターは小さなテントをみんなのぶどーかんとして生まれました。
七尾百合子
その後プレハブとなり、二階建てとなり、ついにはモール、ドームとどんどん大きくなります。
七尾百合子
しかしそれだけでは飽き足らず、空中庭園、カジノ、ついには宇宙ステーションへと進化します。
七尾百合子
しかしながら、この劇場は3月19日で閉鎖となってしまいます。
七尾百合子
ここまで大きくなったのにどうして閉鎖となるのでしょう?
七尾百合子
そこにはある男の野望が隠されているのです。
七尾百合子
でれでれで~ん!!
高山紗代子
もう、百合子ったら、また変なことを言い出して!
松田亜利沙
でも、ありさも不思議に思ってました。どうして新しい平凡な劇場に引っ越すんだろうって。
七尾百合子
それではある男、ここでは仮にPとしますが、Pは何をたくらんでいるのでしょう。
七尾百合子
そのヒントはこれまでの劇場にありました。
七尾百合子
ワトソン諸君は現在の劇場以外の劇場がどうなっているかご存知ですか?
松田亜利沙
どこにあるかはよく分からないですけど、プロデューサーに頼めば連れて行ってくれますね。
七尾百合子
そう、あれだけ広大な土地を使いながらいつでも行くことができるのです。それはなぜでしょう。
七尾百合子
ここで新・名探偵七尾百合子の推理の鉄則!その2!インヴィジブル・ジャスティス!
七尾百合子
劇場が今もあると思うからおかしく感じるのです。今はないと気付くことで解決します。
七尾百合子
つまり、これまでの劇場は既にこの世にはないということ。
七尾百合子
私たちが連れて行ってもらった劇場はすべて過去へタイムスリップした先にあったものなのです。
七尾百合子
この事実と劇場が閉鎖され新しい劇場になるという現実から導き出される答えはただ一つ!
七尾百合子
Pは時間と空間を支配し、新しい世界を創造しようとしているのです!
七尾百合子
じゃじゃじゃじゃーん!!
七尾百合子
きっと新しい劇場は社長が結界か何かを貼ってPの脅威から守ってくれているのでしょう。
七尾百合子
そうとも知らず、私たちは今までの劇場で3時間ごとにライブを開催します。
七尾百合子
Pは観客に精いっぱいのステージを見せる私たちを見て、何を考えるのでしょう。
七尾百合子
それは宇宙に浮かぶネオユニバースシアターだけが知っています。
松田亜利沙
くぅ~!ありさも過去に飛びたいです!過去に飛んでアイドルちゃんのあんな写真やこんな写真を!
高山紗代子
……亜利沙ちゃん?
松田亜利沙
あ、あんな写真やこんな写真を撮るやからを捕まえたいです……。
高山紗代子
もう、まったく。あと百合子?いつも言ってるけどプロデューサーを勝手に悪者にしちゃダメだよ。
七尾百合子
で、でも、こう考えないと劇場を閉鎖する理由が!
高山紗代子
ただ単に、宇宙だとお客さんが見に来づらいからじゃダメなの?
松田亜利沙
確かに凄くわかりやすいですね。見にくるお客さんも旅費が大変だって言ってましたし。
七尾百合子
じゃ、じゃあ今までの劇場にいつでも行ける理由が!
高山紗代子
ああ、アレはVRだよ。行く時にはヘルメットをかぶるでしょ?
松田亜利沙
どうりで一瞬で移動したと思いました。
七尾百合子
ううっ、でも、めげない!名探偵七尾百合子!七つのしっぽの脳細胞に解けない謎はない!続く!
(台詞数: 50)