天海春香
へえ、そうなんですか。高校時代はそんなあだ名で。
三浦あずさ
千鶴ちゃんにぴったりかもしれませんね~。今度そう呼んでみようかしら。
二階堂千鶴
あなた達、そろそろ開店準備を…げっ!?な、なんであなたがここにいますの!
天海春香
あ、お疲れ様です。すぐ取り掛かりますから。それじゃ海美ちゃん、やろっか?
二階堂千鶴
お願いしますわね、わたくしはちょっとこの方とお話がありますから。
二階堂千鶴
(…どういうつもりなんですの、こんな所に。来るなと言っておいたでしょう?)
二階堂千鶴
(材料を?それならプロデューサーが運ぶ手はずで…代わりを頼まれた?)
二階堂千鶴
(って、なんであなたがプロデューサーを知ってますのよ…はあ?飲み友達?)
三浦あずさ
たまたま飲んでて意気投合したそうよ。後でお互いの素性を知ってびっくりしたんですって。
二階堂千鶴
そんな偶然あるんですのね、世の中狭いですわ。
三浦あずさ
ふふ、面白いわよね。それじゃあランチの仕込みをしましょ、今日は何だっけ、おちづ夫人?
二階堂千鶴
今日はロールキャベツですわ…はい!?ちょっと、あなたがどうしてそのあだ名を…
天海春香
おちづさ~ん!フロア準備オッケーでーす!
二階堂千鶴
あとで覚えてなさいよ、本当に…
天海春香
あはは、ごめんなさい。もう呼びませんから。
天海春香
けどあの人誰なんですか?見た事無い人でしたけど。
二階堂千鶴
あ、いやそれはその。
天海春香
千鶴さんの事に詳しいって事は、やっぱり関係者の方ですよね?ご家族とかそういう…
二階堂千鶴
あ、あれはですね。その、えっと…
二階堂千鶴
わ、わたくしの家の執事ですわ!昔からずっと二階堂家に仕えておりますの。
天海春香
へえ。やっぱりそういう人がいるんですね。伊織の所の新堂さんみたいなものかぁ。
天海春香
あれ?けど随分ラフな服装でしたね。執事さんって燕尾服とか着てそうなイメージでしたけど。
二階堂千鶴
は、働きやすい格好をさせるのが我が家の方針なのですわ!
二階堂千鶴
それに執事といえどアレの仕事は雑用メインですからね、あの方が都合がいいんですのよ。
天海春香
へぇ、執事さんにも色々あるんですね。じゃ、私モーニングの準備してきます。
二階堂千鶴
よろしく頼みますわよ…ふう。
三浦あずさ
いいの?お兄さんをそんな風に言っちゃって。
二階堂千鶴
人の事をあれこれ吹聴する輩なんてあれぐらいでちょうどいいですわ、わたくしの昔のあだ名まで。
二階堂千鶴
しかもいつの間にプロデューサーと知り合ってましたのよ、そんな事1度も言わなかったですわ
三浦あずさ
千鶴ちゃんの事が心配だったんでしょ。何かしてあげたかったんじゃない?
二階堂千鶴
まったく、いつまでたっても過保護なんですから。昔からそうでしたわ、自分より家族優先で。
二階堂千鶴
わたくしや両親の心配ばかりしてないで、もう少し自分の事を何とかしてもらいたいものですわね。
三浦あずさ
誰かの為に頑張れるなんて、いいお兄さんじゃない…誰かに似てるわね?
二階堂千鶴
あら、プロデューサーにとでもおっしゃるの?そうですわね、まあたしかにそういう所は…
三浦あずさ
ううん、それよりもっと身近な人よ。
二階堂千鶴
なるほど。春香や伊織、それにあなたも。ウチの事務所は皆そうでしたわね?
三浦あずさ
…あらあら。そうね、そういう所はまさにプロデューサーさんと同じかもね。
二階堂千鶴
ん、どういう意味ですの?
三浦あずさ
なーいしょ。うふふ、だから私、千鶴ちゃんが好きなのよね。
二階堂千鶴
はい?
(台詞数: 40)