二階堂千鶴
ありがとうございました!またお越しをお待ちしておりますわ!
二階堂千鶴
……ふぅ、これでピークタイムもひと段落ですね、春香も海美もお疲れ様ですわ
高坂海美
おつかれー!大分お客さんも増えて来たよねー、お客さんがいない時間の方が珍しい位になったし…
二階堂千鶴
そうですね、初日に10人もお客様が来なかった時はどうしようと思いましたけど……
高坂海美
私達みんなの努力の成果だね!
天海春香
でも、良く考えると何かおかしいですよね……?
高坂海美
おかしい……って何が?
天海春香
いや、アイドルが直接お菓子を作って接客してするお店だよ?その割にはファンの人が少ないよね?
二階堂千鶴
言われてみればそうですね、そのような企画であれば整理券が必須の超満員になりそうな物ですが…
天海春香
でも実際のお客さんは学生さんや家族連れが多くてアイドル目当ての人が少なくて……
二階堂千鶴
わざと周知しなかったとしても数日で噂が広まってアイドルファンが殺到するはずですしね……
天海春香
なんなんでしょう……落ち着いた雰囲気なのは良いんですけど不気味で……
高坂海美
うーん……あっ!私社長から聞いた事あるよ!その辺の対策はとってあるって……
二階堂千鶴
対策?それは一体……あ、お客様ですね……
二階堂千鶴
いらっしゃいませ、期間限定ミリオンカフェにようこそ!
高坂海美
客A「えっ?春香ちゃんに海美ちゃんに千鶴さん……まさか直接接客を……!?」
二階堂千鶴
ええ、当店ではわたくし達三人手作りの軽食を楽しんでいただけますわ……
高坂海美
客A「す、すげえ……なあ、今なら空いてるしこの店に……」
天海春香
客B「バカかお前!こんなのに気を取られて一生物のチャンスを逃す気か!?」
二階堂千鶴
こ、こんなの……えーっと……お客様の目的地はどちらになるのですか?
高坂海美
客A「えーっと……俺たち『期間限定アイドル萌え萌えメイド喫茶』に寄ろうとしてたんですよ」
天海春香
客B「そこでは小学生メイドに扮した志保ちゃんが額に落書きしてくれるんだぜ!」
高坂海美
客A「俺はオムライスに育ちゃんがハートマークを書いてくれるサービスを……」
天海春香
客B「他にも桃子先輩に踏んでもらえるサービスや朋花様の椅子になれるサービス……」
高坂海美
客A「その他諸々他では一生してもらえないようなサービスが盛りだくさんなんですよ!」
天海春香
客B「お陰で整理券が即完売の超満員!俺たちも一ヶ月待ちでやっと行けるんだぜ!」
高坂海美
客A「そういう訳なので、申し訳ないけど俺たちはそろそろ行かないと……」
天海春香
客B「純喫茶だと客が取られて辛いかも知れないけど頑張ってくれよ!そんじゃ!」
高坂海美
行っちゃったね……これが社長の言ってた対策かぁ……
天海春香
欲望丸出しの企画でアイドルファンを釣ってこっちは純喫茶目当ての客しか来ないようにしたと……
二階堂千鶴
うちの社長とプロデューサー、あほなんでしょうか……?
(台詞数: 31)