アローラズ・プレアデス♯129
BGM
CAT CROSSING
脚本家
ウツボ
投稿日時
2018-03-08 22:27:33

脚本家コメント
第129話「シホと星」
場所:ホクラニ岳ポケモンセンター
残り3話。お久しぶりな震える左手こと、シホの登場です。前回はかなり険悪な感じではありましたが、今回はちょっと違うようです。
コメントで話があったのでここでも書き残しておきますが、スバルの手持ちのポケモンにはイメージや野球関係以外にも、テーマがありました。
アシレーヌは「スバルを成長させるポケモン」
メテノは「スバルを導くポケモン」
ガラガラは「スバルと共に成長するポケモン」
というのを意識してました。そして「スバルを支えるポケモン」も予定していましたが、出せずじまいでした。

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北沢志保
……その様子だと天文台の試練、達成したみたいね。一応、おめでとうって言っとくわ。
永吉昴
そのまどろっこしい言い方は……シホ!おぉ!久しぶりだなどうしてここにいるんだ?
北沢志保
……あなた、思ってる事すぐ口にでちゃう方なの?それも無用心だとは思うけど……それはさておき
北沢志保
真っ黒なオジサン、ウツボ博士だったかしら?その人に聞いたのよ、スバルが天文台の試練を
北沢志保
受けてるってね。終わるまでポケモンセンターで待ってたのよ、ちょっと言いたい事があったし。
北沢志保
その……前にバトルした時、8番道路での事なんだけど……。
永吉昴
あぁ……最後に会ったあの時だな。
北沢志保
そう、あの時……あの時の私は、かなりイライラしてたのよ。スバルには全く関係の無い事でね。
北沢志保
だから、その……必要以上に、あなたに強く当たっちゃったというか……なんというか……
北沢志保
その、トレーナーとしてどうこう以前に、人として問題で……あなたを傷つけてしまってたら……
永吉昴
ん?珍しく歯切れが悪いなシホ。あ、でもオレにもシホに言いたいことがあったんだ。
永吉昴
あの時、シホのことあんまり知らないのに、ヌルだけで寂しくないか?とか言ってごめんな。
北沢志保
……
北沢志保
……な、なんで?なんでスバルが謝るのよ。
永吉昴
だって、シホにはシホの考えがあってヌルだけで島巡りをしてるんだろ?その考えを知らないヤツが
永吉昴
とやかく言うのはムカついて当然だよ。ましてやオレ、あの時はシホの言う通りだったもんな。
北沢志保
……。
永吉昴
でもさ、シホに言われたからオレは気付いたんだ。何のために島巡りをしてるのかを……
永吉昴
オレは、変わりたい!もっと強く、可愛く!ポケモン達と冒険をして、好きな自分になりたいんだ!
永吉昴
たくさんの仲間と出会って見つけたことだけどさ、最初のきっかけはシホだったかもな。
永吉昴
だから、ありがとなシホ!シホのおかげで、オレの島巡りはもっと楽しくなったぜ!
北沢志保
……
北沢志保
……ふふっ、あなたって人は……謝ろうとした相手に、感謝されるなんて……ふふふっ!
永吉昴
(シホが笑った…!)なんでシホが謝るんだ?ってか、やっぱ変かなこういうの……?
北沢志保
あぁ、そういう意味じゃなく……むしろ素晴らしいわ。大方の人間は自分を変える為に生きていて
北沢志保
それを雑多な理由で、包み隠すもの……飾らず曝け出せるというのは、誰でも出来る事じゃないわ。
永吉昴
え?お、おぉ、ありがとな(褒められたら、それはそれで調子が狂うな…)
北沢志保
ふぅん、あの博士の言った通りね……スバルは気にしてない、むしろ糧にしている。それと……
永吉昴
あ、そうだシホ!せっかく会えたんだからさ、バトルしようぜ!まだシホには勝ててないからな!
北沢志保
成長したスバルは君にバトルを申し込むだろう……か。あのオジサン、伊達じゃないわね。
北沢志保
良いわよ。バトルとなったら話は別、強くなったっていうスバルの力、見せて頂戴。
永吉昴
ロトム『ふ~っ、ポケモンセンターのメンテナンスはさすがロト、スバル……ロ!シホ!』
永吉昴
お、メンテナンス終わったんだなロトム。今からシホとバトルするからさ、ジャッジを頼むぜ。
永吉昴
ロトム『了解ロト!前みたいな険悪な雰囲気でも無くなってるし、楽しみロ!』
北沢志保
それじゃあ、ホクラニ岳のバトルフィールドが近くにあるから、そこに行くわよ……。
永吉昴
……ここだな。よしっ、久しぶりのシホとのバトルは、お前だアシレーヌ!(ボンッ)
永吉昴
アシレーヌ『しゃなる~ん♪(キラキラァァン…!)』
北沢志保
アシレーヌ!オシャマリが進化している……強くなったっていうのもハッタリじゃなさそうね。
永吉昴
当然だぜ!それとなシホ、オレはこのアシレーヌ以外のポケモンは、このバトルでは使わないぜ!
北沢志保
……どういう意味?私のヌルは一体で充分って事?
永吉昴
あっ!いや、別にナメてるわけじゃないぞ。シホの考えを少しでも知りたいって思ってさ。
永吉昴
信頼してるポケモン1体で戦うのが、どういうことなのかってな……他のポケモンも信頼してるけど
永吉昴
一番付き合いが長いアシレーヌで挑むのが、シホの考えを知るには良いかと思ったんだ。
永吉昴
だからアシレーヌが負けたらオレの負けでいい……もちろん、勝てるとも思ってるけどな!
北沢志保
ふぅん、言ってくれる……
北沢志保
ふぅん、言ってくれる……ふふっ!良い!良いわね!私達が求めていたのはこれよ!(フルフル…)
北沢志保
行くわよスバル!出でよ!古より現界せし魔獣!タイプ:ヌル!(ボンッ)
北沢志保
タイプ:ヌル『コォォォォォッ!!!』
永吉昴
ロトム『それではスバルvsシホ!因縁のポケモンバトル、スタートロト!』
永吉昴
行くぞアシレーヌ!天文台の試練では見せられなかったお前の力、見せてやろうぜ!(しゃな!)

(台詞数: 50)