それは願いを叶えるための戦い 30話
BGM
TOWN_RMX
脚本家
sikimi
投稿日時
2018-03-08 00:43:16

脚本家コメント
余計な会話を挟みすぎたせいで、ちょっと変な所で切れてます。…なんだかんだでもう30話書いたんですね。

コメントを残す
水瀬伊織
あら、いらっしゃい。数日しかたってないのに随分環境が変わったみたいね。
天空橋朋花
こんにちは、伊織さん。今日は、そのことについて相談に来たんですよ~。
水瀬伊織
相談?いいわ、私に話してみなさい。
天空橋朋花
では、単刀直入に話をさせていただきますね~。
木下ひなた
今、この戦いで残ってるのはあたしたちと朋花さんたちの二組なんだけれども…。
木下ひなた
育「わたしたちも朋花さんたちも、どっちも優勝しようと考えてないの」
水瀬伊織
…随分と無欲なのが残ったのね。欲望のままに動いた人がかわいそうじゃない。
水瀬伊織
というか、始まって真っ先に戦った二組なのよね、貴女達。
天空橋朋花
そういえばそんなこともありましたね~。数日前なのに懐かしいです。
水瀬伊織
正直、どっちが落ちてもおかしくないと思ってたんだけどね。意外だわ。
水瀬伊織
・・・で、アンタたちの相談の答えなんだけど。
水瀬伊織
どっちが勝ち残っても結果は一緒でしょ?だったら、どっちかがさっさと負ければいいじゃない。
天空橋朋花
真「それはそうなんだけどね。なんか、八百長みたいで嫌って言うか…」
水瀬伊織
何よそれ。真らしくない歯切れの悪さね。
天空橋朋花
真「いや…なんていうか、そんなことしちゃうとほかの人に失礼なような気がしてね」
木下ひなた
育「他のみんなも、本気で戦ってきたから…なんか、嘘ついちゃうみたいで嫌なの」
水瀬伊織
嘘、ねぇ…。まあ言わんとしてることは分からなくもないわ。【トッ】
水瀬伊織
今までアンタたちは嘘偽りなく、常に全力で戦ってきたからこんな結末は嫌って言いたいのね。
水瀬伊織
…だったら、たがいに全力で戦えばいいじゃないの。後腐れなく、全力でね。
天空橋朋花
…聖母たる私に、ひなたちゃんや育ちゃんと戦えというのですか~?【ズイッ】
水瀬伊織
圧が強い!開幕から二人を倒そうとしてた人が言っていい台詞じゃないし!!
水瀬伊織
…はぁ。だったら、最後の手段に出るしかないわね。
木下ひなた
最後の手段?伊織さん、何か案があるんだべか?
水瀬伊織
ええ。こうするのよ。
水瀬伊織
ええ。こうするのよ。【トスッ】
天空橋朋花
【ザクッ…】……え?
天空橋朋花
真「朋花!?伊織、一体何を…!」
水瀬伊織
大丈夫よ。一定量のダメージを負えばサーヴァントとして死んで、ゲームから脱落。
水瀬伊織
アンタたちが他の皆にやってきたことと一緒よ?
天空橋朋花
真「そうだけど…そうじゃなくって!!」
天空橋朋花
……ずっと、引っかかっていたことがありました。
水瀬伊織
…ま、使い慣れないナイフじゃ即離脱までのダメージは与えられないわよね。それで?
天空橋朋花
伊織さんは、私たちへの説明で『巻き込まれた16人』と言いましたよね…?
木下ひなた
育「16人で8つの陣営って…あれ?」
木下ひなた
えっと、ランサーとアサシン。セイバーとキャスター、アーチャーとライダーとバーサーカー…?
水瀬伊織
さて、あと2人。1陣営は何処に行ったか分かるかしら?
天空橋朋花
真「……まさか」
水瀬伊織
普通、こういう説明は諸悪の根源の小鳥がやるって相場が決まってるでしょ?
水瀬伊織
じゃあ、なんで私が説明役をやっているのか…もう説明はいらないわよね。
水瀬伊織
私はこの戦いを円滑に進めるために与えられた『裁定者』。
水瀬伊織
…円滑に進めてない?そりゃ、私だってサーヴァントだもの。少し、欲望に忠実なだけよ。
木下ひなた
伊織さんが参加者だったなんて…。
天空橋朋花
……っ!騎士団たち!!【ズラッ!】
水瀬伊織
敵だとわかったらすぐに臨戦態勢、流石朋花ね。でも…。
水瀬伊織
【ゴシャッ…!】魔力供給が半端なせいで、一体一体があまりにももろすぎるわ。
天空橋朋花
真「っ!朋花の騎士団が、素手の一撃で…!?バーサーカーくらいの力があるの!?」
水瀬伊織
元になったサーヴァントがサーヴァントだからね。こんなこともできるわよ。
水瀬伊織
来なさい、荒れ狂う哀しき竜よ!!鉄 拳 聖 裁 !!【ズンッ!!】
木下ひなた
育「呼び出したおっきな動物ごと、攻撃したよ!?」
天空橋朋花
衝撃で騎士団たちが…!!

(台詞数: 50)