矢吹可奈
…わあぁ~!広い!全部見える!…やっほー!(っほー…(ほー………
如月千早
《マコト率いるアルカディアシーカーとの戦いから1ヶ月…はしゃぐカナを見ながら思いを馳せる》
矢吹可奈
…でも、私達…ついに来たんだね、チハヤちゃん!
如月千早
…ええ。ここまでずいぶんと遠回りをしたけれど…その遠回りも、今思えば大切な物だったわ
如月千早
《そう、今私達がいるのは、旅に出たそもそもの目的…オーディーンマウンテンの頂上だ》
矢吹可奈
えへへ…結局レイカさんに運んでもらっちゃったね
如月千早
《元々は自分達で上るつもりだったけれど、ある事情からレイカさんに運んでもらう事になった》
如月千早
《そのレイカさんは、私達から少し離れた岩に腰掛け、私達に翼を振っている》
矢吹可奈
…ね、ねえチハヤちゃん…私、これ似合ってるかな?
如月千早
ふふ、心配いらないわカナ、とても可愛らしいから
矢吹可奈
…えへ♪ありがとう!チハヤちゃんもすっっっごく綺麗だよ!
如月千早
《ある事情とは、まさにこの衣装の事で、母様始め、多くの人々が密かに用意した物らしい》
如月千早
《是非にと渡されたこの衣装を登山で汚すわけにもいかず、レイカさんの言葉に甘えたのだ》
如月千早
ありがとう。…本当に夢みたいだわ…本当にあの見上げるばかりだった所に私はいるのね
如月千早
《薄い雲越しに大陸全域が見渡せるこの光景に、私は目を細める》
矢吹可奈
ね♪こんな素敵な体験、なかなか出来ないよ!
如月千早
そうね、信じられないけど…本当なのよね。…それじゃあカナ…始めましょうか
矢吹可奈
うん!私もチハヤちゃんの声に負けないように頑張るからね!
如月千早
《手を繋いだカナと私は、目を閉じて、静かに口を開き、お腹の底から声を紡ぐ》
如月千早
「♪…ねえ…今…見つめているよ…離れてても…」
矢吹可奈
「♪Love…foryou…心はずっと傍にいるよ」
如月千早
《この1ヶ月、2人で一緒にアイデアを出し合い、作り上げた、私達の歌…》
如月千早
「♪もう涙を拭って微笑って…一人じゃないどんな時だって」
矢吹可奈
「♪夢見る事は生きる事…悲しみを超える…力…」
如月千早
《作った後、実際に歌ったのはこれが初めて…だけど》
如月千早
《私達の歌声は調和し、混ざり、溶け合い、互いの声を補完するように響き合う》
如月千早
「♪歩こう…果てない道…」
矢吹可奈
「♪歌おう…天を超えて…」
如月千早
《まるで青空と一緒にどこまでも歌声が広がるような不思議な感覚》
如月千早
「♪想いが…届くように…」
矢吹可奈
「♪約束しよう…前を向くこと…Thankyouforsmile…」
如月千早
《歌えば歌うほどに、カナと出会ってからの日々が脳裏をよぎる》
如月千早
「♪あどけないあの日のように…両手を空に広げ…」
矢吹可奈
「♪夢を追いかけてゆく…まだ知らぬ…未来へ…」
如月千早
《楽しかった事、怖かった事、嬉しかった事、悲しかった事…》
如月千早
「♪歩こう…果てない道…歌おう…天を超えて…!」
矢吹可奈
「♪想いが…届くように…約束しよう…前を向くこと…!」
如月千早
《今までの私からは想像もつかないたくさんの事…それを教えてくれたカナ…》
如月千早
「♪涙拭いて…歩いて行こう…決めた道…」
矢吹可奈
「♪歌って行こう…祈りを…響かすように…」
如月千早
《きっと、この歌声のように私達の未来や可能性も広がって行くのだろう》
如月千早
「♪そっと誓うよ…夢を叶える…」
矢吹可奈
「♪君と仲間に…」
如月千早
《その先に何があっても、私達ならば乗り越える事が出来る…だから、恐れずに進んで行こう》
如月千早
「♪…約束…」
如月千早
《カナと共に…》
矢吹可奈
《チハヤちゃんと一緒に…》
如月千早
《どこまでも…!》
矢吹可奈
《いつまでも…!》
(台詞数: 49)