口先魔王と人見知り勇者 第68話の3
BGM
MAINBGM_RMX
脚本家
不明
投稿日時
2018-03-17 20:59:01

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箱崎星梨花
(ブーン)「さぁ、どうぞ」
矢吹可奈
「おじゃましま~す……ここは…?」
箱崎星梨花
「セレブリティの私の家です。まずは情報を集めましょう」
箱崎星梨花
「シホさんと会うにしても、居場所がわからないことにはどうしようもないですからね」
松田亜利沙
「セリカ様!?その姿……何があったんですか…!?」
箱崎星梨花
「アリサちゃん……ごめんなさい、戻るのが遅くなって…。コレは堕天の楔を使われて…」
松田亜利沙
「えぇ!?どうしてセリカ様が………まさか、神王に…!?」
箱崎星梨花
「はい。私のマスター登録が書き換えられていることに気付かれてしまって…」
箱崎星梨花
「いえ、今はそれより……使徒の動向について、何か掴んでいませんか?」
松田亜利沙
「使徒ですか?使徒だったら、あの…」(スッ)
松田亜利沙
「空飛ぶ島に居ると思いますよ」
矢吹可奈
「えぇぇ!?何アレ………島が空に浮いてる…!?」
箱崎星梨花
「あれは…」(ピッピッ)「元ピーチアイランドだった島ですか…」
松田亜利沙
「はい。例の教団があの島に信者を集めて、何処かへ行こうとしているみたいで…」
箱崎星梨花
「何処かへ?この大陸から離れてってことですか?」
松田亜利沙
「そうです。時々あの島から放送が流れて、そう言ってます」
箱崎星梨花
「それが、教団の目的…?」(でも、そんなことをして神王にどんなメリットが…)
箱崎星梨花
(それとも、この状況を利用して何か別の目的を果たそうとしている…?)
矢吹可奈
「うぅ~……でも、あんな所にどうやって行けば…?」
松田亜利沙
「それなら、勇者ちゃん達の後を追って付いて行けば良いと思いますよ」
松田亜利沙
「勇者ちゃん達は、あの島に乗り込むためにセクシーナッツへ向かいましたから」
箱崎星梨花
「そうですか………あの島には結界も張ってあるようですけど…」
箱崎星梨花
「どうやって乗り込むつもりなんでしょうか…?」
松田亜利沙
「例の、魔王軍……というかイオリさんがこっそり造ってたモノを使うみたいですよ」
箱崎星梨花
「あぁ、あの荒野の真ん中にポツンと1つだけビルを建てていたアレですか?」
松田亜利沙
「はい。なんでも、あそこの地下で空飛ぶ戦艦を造っていたらしいです」
矢吹可奈
「そ、空飛ぶセンカン…?」
箱崎星梨花
「なるほど、空を飛ぶ艦であれば多くの戦力を乗せて島まで行けますね…」
矢吹可奈
「う~~……なんだかよくわかりませんけど、それでシホちゃんの所に行けるなら…」
矢吹可奈
「一緒に連れて行ってもらえるようにお願いしに行ってみます!」
箱崎星梨花
「そうですね、間に合うかわかりませんが……ひとまずセクシーナッツに行って…」
箱崎星梨花
「今の状況を聞いてみるのが良いかもしれません」
松田亜利沙
「セリカ様も一緒に行くんですか?」
箱崎星梨花
「いえ、後で合流はしますが、私はその前に用事を済ませてから行きます」
箱崎星梨花
「なので、すみませんけどセクシーナッツへは貴女達だけで行ってもらえますか?」
矢吹可奈
「はい、大丈夫です!」
箱崎星梨花
「このみ女王には話を通しておきますので、ここの転送サービスを使って行ってください」
矢吹可奈
「ありがとうございます!じゃあ、行こうかリクくん」リク「うん」
矢吹可奈
━━━━━━
松田亜利沙
「セリカ様の用事って何なんですか?」
箱崎星梨花
「トモカさんと連絡をとります。きっと心配しているでしょうし…」
箱崎星梨花
「何より、私の事がバレたってことを伝えないといけないので」
松田亜利沙
「………いよいよ、“その時”が近付いてるんですね…」
箱崎星梨花
「はい。だから、会社や選挙のことは…」
松田亜利沙
「大丈夫です、お任せください!」
松田亜利沙
「実はもう、セリカ様の引退はスペアを使って発表しちゃいましたから……良かったですよね?」
箱崎星梨花
「そうだったんですね……問題ありませんよ、元々そのつもりでしたから」
松田亜利沙
「それじゃあ、後のことはアリサと後任の人達でやっておきます」
松田亜利沙
「選挙が終わったら、アリサも合流しますからね♪」
箱崎星梨花
「ありがとう、アリサちゃん……それじゃあ、行ってきますね」(ブーン)

(台詞数: 50)