如月千早
机の上にメガネが置いてあるわね。誰かの忘れ物かしら。
如月千早
律子…は今日はオフの日だし、ということは高山さんの物かしら。
如月千早
…メガネをかけてないと視力がかなり怪しいのに、なんで外して置いて行ったのかしら。
如月千早
心配だけど…高山さんなら大丈夫な気もするわね。
如月千早
……。
如月千早
……ちょっとだけなら、かけてみてもいいわよね。
如月千早
――――――――――。
星井美希
千早さん、おはよーな…あふぅ。
如月千早
おはよう、美希。朝から眠たそうね。
星井美希
だって、こんな朝早くからレッスンなんだもん。ミキ、いつもならまだ寝てるのに…。
星井美希
だって、こんな朝早くからレッスンなんだもん。ミキ、いつもならまだ寝てるのに…ん?
星井美希
千早さん、そのメガネどうしたの?
如月千早
これ?高山さんの忘れ物…だと思うんだけど。ちょっとかけて見たくなっちゃって。
星井美希
お茶目な千早さんなの。でも、けっこー似合ってるって思うな。
如月千早
そう?なら、変装用に今度似たような伊達メガネを探してみようかしら。
如月千早
ただ、高山さんのメガネは度が入ってるから、かけ続けてると気分が…。
星井美希
あー…。ミキも律子のをかけたことあるから気持ちは分かるの。
如月千早
…すごく、レッスンしたい気持ちになってきわわ。
星井美希
なの!?
如月千早
美希、今日はレッスンって言ってたわよね?さっそくレッスンに行くわよ!
星井美希
いや、今行ってもセンセーはたぶん来てないと思うの。
如月千早
先生が来ていなくても準備やストレッチは出来るわよ。さ、行きましょう!
星井美希
…おかしいの。千早さんはレッスン狂な面はあったけど、ここまで過剰じゃないの。
星井美希
まるで紗代子みたい…まさか!?
星井美希
千早さん!紗代子のメガネを今すぐ外すの!
如月千早
ちょ、美希!顔に手を伸ばしたら危ないでしょ!!
如月千早
【ガタッ】きゃっ!?
星井美希
なのっ!?
星井美希
――――――――――。
高山紗代子
う～ん…私、どこにメガネ置いてきちゃったんだろ。家から出るときはかけてたんだけど…。
高山紗代子
まあ、この状態じゃ眼鏡かどうかも判別つかないんだけど…。事務所にあるのかな?【ガチャッ】
星井美希
いたた…千早さん、大丈夫?
如月千早
……。
星井美希
あ、紗代子!なんでメガネ置いて行っちゃったの!?そのせいで千早さんが大変だったの!
高山紗代子
……。
星井美希
紗代子…?
高山紗代子
事務所に、美希ちゃんとおんなじ声を出す青と金色の謎の生き物が!!
星井美希
ミキの声と金色の時点で察しろなの!!千早さんも、早くメガネを紗代子に返すの!!
如月千早
……。
星井美希
千早さん、さっきからずっと黙ったままだけどどうしたの?
如月千早
えっと、なんというかいろいろと……。
如月千早
――――――――――。
如月千早
【パチッ】…?私、寝てたのかしら。
高山紗代子
あ、ごめんね千早ちゃん。うるさかった?
如月千早
気にしないで、高山さん。ちょっと変な夢を見て目が覚めただけだから。
星井美希
変な夢…?ミキ、どんな夢か気になるの。
如月千早
そんな大した夢じゃないわよ。事務所に高山さんが忘れて行った眼鏡があって、それをかけてみて…
高山紗代子
千早ちゃんが私のメガネを…確かに不思議な夢だね。
如月千早
すったもんだの末に美希の胸とか唇とかがとっても柔らかかったわ。唇、初めてだったのに…。
星井美希
待って、まるで意味が分からないの。千早さんの夢の中でミキたち何があったの…。
(台詞数: 50)