永吉昴
いや〜、恵美がキャッチボールに付き合ってくれて助かったぜ。誰も相手してくんなくてさ。
所恵美
アタシも暇してたからちょうど良かったよ。
永吉昴
んじゃあ、軽く肩慣らしで。(バシッ)
所恵美
お、肩慣らしなのになかなかいいの投げんじゃん。(バシッ)
永吉昴
恵美だってなかなかだぜ。野球やればいいのに。(バシッ)
所恵美
ん、そうかな?でもやめとくよ。ネイルとかボロボロになりそうだし。(バシッ)
永吉昴
ちぇ、もったいねーの。面白いのになぁ。(バシッ)
所恵美
ちなみに昴は野球のどこが1番面白いの?(バシッ)
永吉昴
そりゃあ、何たってホームラン打った時が1番かな。(バシッ)
永吉昴
ピッチャーの投げたボールをバットの芯で上手く捉えてそのままスタンドに…くぅ〜、たまんねー
所恵美
ふーん。アタシはホームラン打った事無いからよく分かんないけどそんなにいいんだ?
永吉昴
そりゃあな。ボールをバットで打った感触は病みつきになるぜ。
所恵美
へ〜。
永吉昴
ん?ボール…バット…球…棒…玉を棒で…
永吉昴
あれ?野球って…なんかエロくね?
所恵美
どんな連想ゲームだよ⁉︎ 昴、いつもそんな事考えてるの?
永吉昴
いや、なんか頭に浮かんだもんだからさ。
所恵美
…ところでさっきからあっちにいる男子達がジーっとアタシを見てるんだけど何だろね?
永吉昴
そりゃあ、ボールを投げるたびに揺れる恵美の胸を見てるんだろ?
所恵美
え、マジで?まぁ、減るもんじゃないからいいんだけどさ。
永吉昴
…全く、羨ましいぜ。
所恵美
何か言った?
永吉昴
何でもねーよ。ところでさっきの話だけどさ、何も打つだけが野球の面白いとこじゃないんだぜ。
所恵美
そうなの?じゃあピッチャーがバッターを三振に討ち取るとことか?
永吉昴
それもあるけど…目立たないけど野手とランナーの賭け行きもなかなか面白いんだぜ。
所恵美
野手とランナー?バッテリーとバッターの賭け行きなら聞いた事あるんだけどね。
永吉昴
ま、それもあるけど。例えばピッチャーが牽制球を投げてランナーが帰塁するだろ?
所恵美
するね。
永吉昴
それがセーフになってもランナーがボールを見ていないと野手が気付いたら…やるんだよ。
所恵美
やるって…何を?
永吉昴
隠し球だよ。ランナーにバレないように野手が仕掛けるんだ。あれが成功した時は拍手もんだよ。
所恵美
隠し球?ごめん、よく知らないや。
永吉昴
そっか。まぁ、滅多にやらないからなぁ。知らなくても仕方ないよな。
所恵美
うーん、隠し球か…それってこんな感じかな?(ムギュ♡)
永吉昴
うわっ、恵美の88の谷間にボールが挟まって…いや、隠れた。完全に埋もれて見えないぜ!
所恵美
にゃはは、やっぱ違うかな?
永吉昴
くっ!野球って…やっぱりなんかエロいぜ…
所恵美
いやいや、これはアタシが勝手に想像してやっただけだから!野球はエロくない…はずだよ。
永吉昴
ハッ!いけねー。なんか変な思考になってたぜ。そうだよな、野球はエロくないよな。
所恵美
そうそう。
永吉昴
エロいのは恵美だもんな。
所恵美
そうそう…って何ですと⁉︎
永吉昴
ほら、口ばっか動かして手が動いてないぜ。さっさとキャッチボール再開しよーぜ。
所恵美
あぁ、うん。ところでさ、さっきの男子達が前屈みになりながらもまだアタシを見てるんだけど…
永吉昴
そりゃあ、あんな隠し球見せられたらな。しょうがない。オレが注意してくるよ。
所恵美
え、大丈夫?なんかガタイがいい4人組だよ? 歳上っぽいし…
永吉昴
へーき、へーき。オレに任せとけって。
所恵美
いや、無理しなくてもいいよ。何かあったらマズいし…
永吉昴
だからへーきだってば。だってアレ、オレの兄ちゃん達だからさ。
所恵美
永吉家はエロばっかだな!
(台詞数: 50)