高山紗代子
えーっと、ここはあの問題と同じパターンだから……
高山紗代子
あっ、プロデューサー、おはようございます。
高山紗代子
え、これ、ですか?
高山紗代子
今年のセンター試験の問題ですよ。
高山紗代子
来年は私も受験ですから、今から準備万端にしておきたいですよね。
高山紗代子
……まだ早い、ですか?
高山紗代子
甘い、甘いですよ、プロデューサー!
高山紗代子
コツコツと出来ることを積み重ねて、自分に合った方法で計画的に勉強していく。
高山紗代子
受験勉強に早いなんて言葉はありません!
高山紗代子
それに……
高山紗代子
……
高山紗代子
来年もアイドル活動を続けていきたいですから。
高山紗代子
受験のために一年休むことも考えました。
高山紗代子
これからの人生を考えたら、間違いなくそっちの方が安全ですし、確実です。
高山紗代子
同時にやればきっとどこかで歪みが出る。そうすれば中途半端な出来になる。
高山紗代子
それだったら、どちらかに絞った方がいいって。
高山紗代子
……
高山紗代子
でも、私は両方やりたいって、やれるって思っちゃったんです。
高山紗代子
受験も続けながら、アイドルも続ける。
高山紗代子
きっと私にできないことなんてない。
高山紗代子
それが心からわかるようになったんです。
高山紗代子
……きっとアイドルをやる前だったら、言葉だけで実現する自信はなかったと思います。
高山紗代子
でも、私はここに来たから、
高山紗代子
この765プロでみんなに出会えたからやれるって思うようになったんです。
高山紗代子
だから、順番は遅くなってしまいましたけど……
高山紗代子
受験とアイドルの両立、許してもらえますか?
高山紗代子
……
高山紗代子
いいんですか?そんなにあっさりと……。
高山紗代子
いえ、嬉しいんですけど反対されるとばかり思ってて。
高山紗代子
……私、だから?
高山紗代子
私だから、問題ないって。
高山紗代子
……
高山紗代子
ありがとうございます。
高山紗代子
でも、これじゃあ私だけの問題じゃなくなりましたね。
高山紗代子
プロデューサーが信じてくれた気持ち、無駄にはしません!
高山紗代子
あ、もうこんな時間ですね。
高山紗代子
それじゃあ、夕方のレッスンに行ってきます。
高山紗代子
明日からもよろしくお願いしますね、プロデューサー!
高山紗代子
(ふふ、受験ととアイドルの二刀流、許してもらえちゃった)
高山紗代子
(っと、いけない。ここで気を緩めちゃダメ。しっかりしなきゃ)
高山紗代子
(えーっと、今日のレッスンは……茜ちゃんと一緒か)
高山紗代子
(そうだ、せっかくだしあのステップ茜ちゃんに教えてもらう!)
高山紗代子
(代わりにお勉強教えてあげればイーブンだよね。この前、宿題に追われてたし)
高山紗代子
(あ、その時の様子はまた別のお話ですよ)
(台詞数: 44)