双海真美
ねえねえ兄ちゃん~!観に行こうよぅ~名探偵コドモナン~!
黒井社長
P「ダーメ。お前たちはこの時期、大事なんだぞ。CMやモデルの仕事がたくさん来ててな」
双海真美
それなら名探偵コモンだって、大事だよ! なんたってへーせー最後の劇場版だかんね!
黒井社長
P「いや毎年あるんだし、無理に映画館まで行かなくてもいいだろう?」
双海真美
うあうあ~!み~た~い~!コモン観たい~!「根性のナビスコ」兄ちゃんと一緒に観たい!
黒井社長
P「じたばたすんなっても~。仕方ない……じゃあ今度の仕事がんばったら、ご褒美にな。」
双海真美
えぇ~? またそんなんで逃げて……亜美ならまだしも、真美はそこまで忙しくないじゃん。
黒井社長
P「うっ……だからな、オレはこうして今、営業の資料をだな……」
黒井社長
テレビ「チャラチャッチャ~♪ 真実は……いつもアバウト!」
黒井社長
P「おっ、真美。ほら、お目当ての名探偵コモン始まったぞ」
双海真美
うん……そうなんだけどさ~。あ、……真美、はその~兄ちゃんとさ……(モゴモゴ)
黒井社長
P「ん? 今日は「キターッ! 真美のせくちー推理ターイム!」とかって観ないのか?」
双海真美
え? あ、ええとなんていうかさ~、コモンのOPってよくわかんない人が歌ってるなーって
黒井社長
P「はは、よくわかんない人か……まぁ確かにオレが小さい頃からいる歌手の人だもんなぁ」
双海真美
ねえねえ、兄ちゃんが小さい頃のこのアニメのOPって、どんなんだったの?
黒井社長
P「オレのときといえば「恋はスリル、ショック、サスペンス」だな!」
双海真美
へー。恋はスリム、ウォーク、エクササイズね~
黒井社長
P「いや、ちげーよ! 「スリル、ショック、サスペンス」な!」
双海真美
スリム、クラブ、サクセスせず?
黒井社長
P「特定の芸人さんをディスるような辛辣なタイトル!」
双海真美
ごめんごめん、えーと……「鯉はスイム、ウォーク、半魚人」だっけ?
黒井社長
P「ただのホラー!」
双海真美
【おいはスリル、求める、サイコパスでやんす】
黒井社長
P「誰だその野太い声のキャラは!?」
黒井社長
P「いやだからな……オレの時代にはそういう曲が流行ってだな――」
双海真美
「濃いわ、スキムミルク、白湯にして」
黒井社長
P「子育て中の嫁さんかお前は。いやもうわかっててボケてるだろ、それ!」
双海真美
え、ショック~! ボケてなんかないよー! ただ邪魔して兄ちゃんを困らせたいだけだよ!
黒井社長
P「純粋な悪意!」
双海真美
いや、そんな全身真っ黒な人から悪意がどうとか言われたくないよ
黒井社長
P「やめろ! これは社長の付き添いで……!」
双海真美
んっ、ふふふっ
黒井社長
P「まったく、もう……?」
双海真美
楽しいね。兄ちゃん
黒井社長
P「ん? あぁ……まぁ、そうだな」
双海真美
あのさ、あ――真美、さ。
双海真美
なんか久しぶりな感じっぽいよ。こういうの。えへへ♪
黒井社長
P「……? そうか? お前とはいつもこんな感じじゃないか」
双海真美
そうだね。うん……真美とは……そうだね。いっつも最近、事務所にいるもんね。だから、ね。
黒井社長
P「どうした? 真美。お前、今日なんか少し変……」
双海真美
んっふっふ~♪ なーんにも変なんかじゃないよーっだ! 兄ちゃんのばーか!(ガチャッ)
黒井社長
P「あっ、おい真美! ……どうしたんだよ急に。何か逃げるように外出ていきやがって……」
双海真美
(ガチャッ) おっはよ~! 兄ちゃーん! 今日も真美に名探偵コモンを見せろやがれーい!
黒井社長
P「えっ、真美。お前、いま……なんて……」
双海真美
??? いや、だから兄ちゃん。おはよー。って……
双海真美
(タッタッタッ……) ふう。
双海亜美
(バサッ)
双海亜美
(兄ちゃんはダメPだな~。こんなウィッグ一つで、声色変えたら。気づかないんだもん)
双海亜美
(ねえ、兄ちゃん。「真美は」これっぽっちも変になんかなってないよ)
双海亜美
(変になっちゃったのは……亜美だもん、ね)
(台詞数: 50)