
木下ひなた
急いで! ひなたおばあちゃん! もうタイムリミットまで、あと1分だよぉ!

木下ひなた
ふぅ、ふぅ……わかってるけども……息が……はぁ、ふうぅ……

木下ひなた
もぉお……だから世界の滅亡を防ぐんだ、っていう前に仕事なんてしてるから~~

木下ひなた
や……そうなん、けども……あたしのせいで、Pがくれたお仕事をけっぽってしまうわけには……

木下ひなた
(ドンッ)あっ! ごめんねえ!

木下ひなた
はい、これ。今ので定期落としてたよ。え? ううん、あたしは大丈夫だべ――

木下ひなた
ああっぁあぁあ~! そんなことしてる間に時間がぁああああああーー!!

木下ひなた
やっと……ようやく759回目にして、ここまでたどり着けたのにぃい~!!

木下ひなた
《チュドォォオーーン!!!》

木下ひなた
・

木下ひなた
・・

木下ひなた
・・・

木下ひなた
――というわけで。ひなよばあさまには、ひなたばあちゃんの説得を手伝ってもらいたいんだわ

木下ひなた
あんれ~まぁ~~そういうことなのかい? ひなたもまっだく困っだもんだねぇ。へぇ~

木下ひなた
いや、まさかひなよばあさまには、これを理解してもらうだけで夜になってしまうとはね……

木下ひなた
んなこど言われても、急にリンゴ狩りの最中に「未来から来たんだけど、あたしと一緒に

木下ひなた
未来の孫を助けるのを手伝ってくれ」とか告げられて……急に受け入れられるわけないべさ。

木下ひなた
まぁ、それもそうか。私の時代みたいに時間旅行が当たり前ではないもんねぇ……

木下ひなた
んん~、とにがく用件はわかっだべ。要は孫のひなたにこの自家栽培のりんごの良さを布教

木下ひなた
全っ然違う! このカメラ型の撃退装置で「この時代の人間」のひなたばあちゃんに

木下ひなた
Pにとり憑いたデンチャン星人のミンゴス細胞を焼き切ってもらわないといけないんよぉ!

木下ひなた
わがった、わかったよぉ。したらば、あたしにどーんと任せてくれしょや。

木下ひなた
おっ、とか言うてるうちに――ひなた来たべさ! おぉ~い、ひなた~!

木下ひなた
えっ、あたし!? あたしが……目の前に、いる……??

木下ひなた
― 二時間後 ―

木下ひなた
《チュドォォオーーン!!!》

木下ひなた
失敗してるでねぇかー!!

木下ひなた
孫とガーデニングについて話し込んでるうちに世界が滅亡してしまった……

木下ひなた
しっかりしてよ、ひなよばあさま! 一応、世界が滅亡するルートに入った瞬間、自動で

木下ひなた
時空を爆破⇒再構築、つまりリセットかけてるものの……このままじゃ新時代へ進めないから!

木下ひなた
うぅーん、どうすっかねぇ……ひなたは優しいけれど、危機感というものに疎い所があるねぇ

木下ひなた
誰が、あんな孫をのほほんとしたマイペースですっとぼけた鈍臭い娘にしちまったんだべさ

木下ひなた
アンタだよぉ!! 未来のアンタ!!

木下ひなた
だから来てもらったんだからね、ばあさまに……不甲斐ない話だけど、あたしじゃあ、あの

木下ひなた
ひなたばあちゃんのマイナスイオンを抑え込んで異星人を倒すなんて、何度やってもダメで……

木下ひなた
う~んん~~、こりゃあ骨が折れる仕事だけども、やるしかないなら気合入れてやるべさ!

木下ひなた
おぉ~い! ひなた~! あのね、ちょっこし聞いてほしいことがあるんだ。実はね

木下ひなた
《チュドォォオーーン!!!》

木下ひなた
え? 今、ひなたは東京でアイドルやってるんかい? はぁ~そりゃまためんこい職業を……

木下ひなた
《チュドォォオーーン!!!》

木下ひなた
みかん買ってきたよぉ! いま、お茶淹れるねぇ

木下ひなた
《チュドォォオーーン!!!》

木下ひなた
後半もう世界救う気無くなってない!?

木下ひなた
そんなことないさ。その証拠にほら、ひなたはカメラを手に取ってPの所へ向かってるべ

木下ひなた
あっ、本当だ! いつの間に……?

木下ひなた
ひなたはね、あんま急かすよか話をしっかり聞いてあげるのが大事なんよ。真面目だからね

木下ひなた
それに……あの子は仲良くなりに行ったよ。「異星人さんとも仲良くなれないのか」って

木下ひなた
ひなた、おばあちゃん……(それは考えて無かった……新しいルートだ。しかもまだリセットは

木下ひなた
されてない……もしかしたら滅亡を救うのは「共存」を願うばあちゃんの優しい思いやりの……)

木下ひなた
《チュドォォオーーン!!!》
(台詞数: 50)