北沢志保
……。
北沢志保
……はぁ……。
北沢志保
……。
北沢志保
……。【チラッ】
最上静香
……。
北沢志保
はぁ……。
北沢志保
はぁ……。【チラッ】
最上静香
そんなに構ってほしいオーラ出しても触れるつもりはないわよ、志保?
北沢志保
……。
北沢志保
……はぁぁぁぁぁぁぁぁぁ……。
最上静香
いや、無理やり長い溜息吐かなくても。
北沢志保
はあああぁぁぁぁぁぁぁぁ……。
北沢志保
はあああぁぁぁぁぁぁぁぁ……ケヒュッ、ケヒュッ。ごほっ。
最上静香
喉痛めるまで息吐かないの!!ああもう、一体何があったのよ!!
北沢志保
昨日、りっくんの通ってる保育園から連絡があったのよ。
最上静香
連絡?りっくんに何かあったの?
北沢志保
りっくん言うな。【ジロリ】
最上静香
はいはい。で、保育園から何を言われたのよ。
北沢志保
りっくんが、というかお母さんに連絡があったのよ。
北沢志保
りっくんの通ってる保育園、給食用にご飯だけ持っていくようになってるのだけど。
最上静香
おかずは向こうで作ってもらえるのよね。私もそうだったわよ。
北沢志保
こいつ、りっくんをパクったわね……!!
最上静香
割といろんな所で一般化してるやり方じゃないかしら!?あと年代的に私のが先!!
北沢志保
つまり14歳はBBA……。
最上静香
それ言い出すと貴女にブーメラン刺さるわよ?
北沢志保
貴女がそれ呼ばわりされるのはいいけど私や可奈が巻き込まれるのは嫌。
最上静香
じゃあやめなさい?主に可奈のために。
最上静香
で、持参してるご飯がどうしたのよ。
北沢志保
持たせているご飯にふりかけみたいな、ご飯のお供を一緒にするのはやめてほしいって。
最上静香
あー、他の子が羨んだりするかもしれないものね。私の通っていたとこにもいたわね。
北沢志保
魔法瓶に熱湯入れて、カップうどん作る最上静香が?
最上静香
私じゃないわよ!確かにクラスにはそんな男の子もいるけど!!
北沢志保
そうよね、貴女は岡持に饂飩だものね。
最上静香
それ出前頼んでるじゃない!!
北沢志保
饂飩は生き物なんでしょう?粗末に扱う気がないんでしょ?
最上静香
そもそも学校の給食で饂飩は持参しない!!
最上静香
……で、保育園から連絡があったんでしょ?ご飯は白米だけにしてほしいって。
最上静香
お母さん、それだけりっくんを大切にしてるのね。ただやり方はちょっと間違えてるけど。
北沢志保
せっかくりっくんが喜んでくれると思ったのに。
最上静香
そんな気はしてたけど犯人アンタか!!
北沢志保
頑張ったのよ?ご飯とご飯の間にこっそりとおかか挟んでみたりとか。
最上静香
頑張り方迷走してるわね!!
北沢志保
お弁当箱の底にカレーを入れてみたりしたのよ。
最上静香
なんでわざわざ隠すような所を頑張るのかしらね貴女は!!
北沢志保
このままじゃりっくんに喜んでもらえないじゃない……。
最上静香
むしろ普通に白米にした方が、りっくんのためになるわよ?
北沢志保
だって、いろんな味のご飯食べてほしいじゃない。
最上静香
だったら朝ごはんや晩ごはんにしなさいブラコン沢志保!!
(台詞数: 48)
おぼろ丸
2019-06-04 06:35