北沢志保
～とある日の夜～
北沢志保
ピロリン♪
北沢志保
こんな時間にメッセージ?差出人は……静香?
最上静香
ねえ志保ー!ちょっと聞いてよー!
北沢志保
……何?今忙しいから手短にしてちょうだい。
最上静香
今日ね、未来と翼で実理音学園に行ってきたの。
北沢志保
ああ、確か3人でトーク&ミニライブイベントがある日だったわね。
北沢志保
それで?
最上静香
イベント自体はお昼過ぎに終わってね。その後、学園の主催者の人から
最上静香
うちの学食ってすっごく美味しい事が自慢なんですよ!
最上静香
よろしければ食べていってくれませんか?って誘われちゃって。
最上静香
せっかくだしお言葉に甘えてご馳走になっちゃったんだけど
最上静香
今日の日替わりランチメニューがね。な、なんとっ!
北沢志保
そう、うどんだったわけね。
最上静香
えっ!?も、もしかして、志保ってエスパー!?
北沢志保
はぁ……あなたの事を知っていれば、誰でもわかるわよ。
最上静香
まあ、ここまでは前置き。まさかあんな悲劇が起こるなんて……。
北沢志保
……どういうこと?
最上静香
メニューには確かに「饂飩」って書かれていたの。
最上静香
でも実際に来たものは……
最上静香
「蕎麦」だったの!!
北沢志保
単にメニューの書き間違えじゃないの?
最上静香
でも、逆に思ったの。見た目は確かに蕎麦だったけど
最上静香
もしかしたらこの学園オリジナルの新しい饂飩かもしれないと!
北沢志保
……前々から思ってたけど
北沢志保
静香ってうどんと絵の事になると本当におかしくなるわね。
最上静香
失礼ね!?こだわりが強いって言ってほしいわ!
北沢志保
それで結局のところ、どうだったの?食べてみたんでしょう?
最上静香
うっ…………
最上静香
蕎麦、でした。とても、美味しゅうございました……。
北沢志保
なら良かったじゃない。で、話はこれで終わり?
最上静香
ええ、そうよ。そうだけど……うぅ～～～～!
北沢志保
はぁ……こうしましょう。今度私が知っている美味しいうどん屋さんを教えてあげる。
最上静香
本当!?でも、どういう風の吹き回し?
北沢志保
別に。ただ、いつまでも引きずってて仕事に支障が出ると
北沢志保
劇場のみんなにも迷惑になるの。だから早く機嫌を直しなさい。
最上静香
へぇ～、あの一匹狼の志保がねぇ～。変わるものねぇ～。
北沢志保
……少し大人になったのよ。誰かさんと違ってね。
最上静香
ふふっ、そういう事にしておいてあげる。
最上静香
よし!じゃあ、今度のオフの日にみんなと一緒に行きましょうか
最上静香
楽しみにしてるわね♪
北沢志保
はいはい。
北沢志保
……………………
北沢志保
ふぅ、やっと終わった……。
北沢志保
うどんについて語っている静香の相手は本当に疲れるわね。
北沢志保
……………………
北沢志保
次のお休みはいつだったかしら?ふふっ。
(台詞数: 47)