秋月律子
あ〜あ、退屈よね。何かやれる事ないかしら。
舞浜歩
よりによって、オフが被ったからわざわざ遊びに来たアタシ達の前でそれ言う?
秋月律子
あなた達の前だから言えるのよ、それだけくつろげてるって証拠でしょう?
舞浜歩
なるほど。それなら仕方ないよな、へへっ。
徳川まつり
(歩ちゃん、チョロすぎるのです)
舞浜歩
けど律子の家、初めて来たけど随分本があるんだね。百合子の部屋みたいじゃん。
秋月律子
中身はかなり違うけどね、半分以上は資格の参考書とかだから。
徳川まつり
さすが律子ちゃんなのです。簿記に会計士に……屋根診断士?
秋月律子
それもれっきとした資格の一つよ。取るのが大変だから保留してるけど。
舞浜歩
ふーん、他には…何これ、忠臣蔵検定一級にプロ野球検定四〜七級?
秋月律子
ちょっと前に検定がブームになったじゃない、その時にあずささんと昴から貰ったのよ。
舞浜歩
へえ。という事はあの二人はこれを受けたのかな。
秋月律子
そういう話は聞いてないけど、その本は私が貰った時点で新品同様だったわね。
舞浜歩
それで律子が貰ったワケか、なるほど。
徳川まつり
何か読んでみようかな……ほ?パズル検定?なんだか面白そうなのです。
秋月律子
ああ、それ結構楽しいわよ。本みたいな形してるけど中身はほら。
舞浜歩
お、ジグソーパズルが入ってる。これをやるのが試験って事か。あれ、これ絵が描いてなくない?
秋月律子
そ、無地のパズルってワケ。集中力や注意力を鍛えるのにちょうどいいわよ、やってみる?
舞浜歩
ええ、無理無理。普通のでも出来ないのにこんなのやれるワケないよ。
秋月律子
あら、何事も経験よ。大丈夫、難しいのは確かだけどコツさえ掴めば案外簡単に……
徳川まつり
えっと。まず最初に外枠から作っていって、それから……
秋月律子
は?う、嘘でしょ。なんでそんなにスイスイ出来ちゃうのよ。
舞浜歩
さすがまつり。ホント、意外と何でも出来るよね。
徳川まつり
む。『意外と』は余計なのですよ、歩ちゃん。
舞浜歩
おっと、ごめんごめん。でもホント凄いじゃん、アタシには絶対出来ない……
秋月律子
はあ、凹む。何なのかしら、私が初めてやった時にはそれぐらい作るのに1日は費やしたのに……
徳川まつり
なんか、ごめんなさいなのです?
舞浜歩
まあ律子は逆に意外と出来るまでに時間がかかるタイプだから。
秋月律子
……さて。とりあえずパズルは置いといて、3人で何をしましょうか。
徳川まつり
取り上げられてしまったのです。
舞浜歩
多分、そのうち対戦を申し込んでくるよ。その時やってあげればいいんじゃないかな。
秋月律子
う〜ん、何かないかしらね。前はこういう時は涼を呼び出して服を着せたりしてたけど今はねえ。
舞浜歩
何やってたのさ秋月家!?
秋月律子
昔の話よ。そうだ、私の服を着てみるってのはどう?
徳川まつり
ほ、ファッションショーごっこなのです?
舞浜歩
お、楽しそうじゃん。律子がそういう事言うの珍しいし、いいかもしれないね。
秋月律子
決まりね。じゃ、好きなの選んでちょうだい。まずは歩からね。
舞浜歩
オッケー。じゃあコレで。着替えはそっち使っていいの?
舞浜歩
ええっと…
舞浜歩
……
舞浜歩
………
舞浜歩
…………
徳川まつり
まだなのです?
秋月律子
ちょっと、何かあったの……まさか。
舞浜歩
いや、その。そういえば、この3人だとアタシが1番お尻が大きいんだよね〜。あはは。
徳川まつり
歩ちゃん……
舞浜歩
だ、大丈夫だよ。別に破れたりとかはしてないから。ちょーっと入りにくいだけで。
徳川まつり
律子ちゃん。ダイエットの参考書とかは持ってるのです?
秋月律子
任せなさい。しっかりプランを立てて、きっちり指導してあげるわ。
舞浜歩
マイガー!何でだよ、そこまで太ったわけじゃないんだってば〜!
(台詞数: 50)