秋月律子
私は貴方を撃ちたくない!抵抗しないで!
北沢志保
撃てばいいじゃないですか。私はアイドル。『LIVEウィルス』の適合者
北沢志保
不老不死のこの身体、律子さんの方がよく知っているんじゃないですか?
北沢志保
先輩
秋月律子
用があるのは貴方じゃなくて、後ろにいる『それ』よ
北沢志保
りっくんに何をする気?!
秋月律子
『それ』はもう貴方の弟じゃない!
秋月律子
『LIVEウィルス』に侵されたゾンビなのよ!
北沢志保
黙って!!りっくんはまだ人間よ!!
秋月律子
・・・定期的に私達アイドルの歌を聴かないと理性を失い
秋月律子
「エモい」「尊い」としか言葉を発せず、ライブの記憶も定着できない・・・
秋月律子
そんなのが本当に人間だと言えるの?!
北沢志保
だまれえええええ!!
秋月律子
本当に弟さんを思うなら!
北沢志保
りっくん!だめ!暴れないで!
秋月律子
せめて武道館最前列でソロ曲を聴かせて消滅させてあげるのが優しさじゃないの?
北沢志保
うるさい!!
北沢志保
ほら、りっくん。落ち着いて、亜利沙印の濃密なかなしほブロマイドよ
北沢志保
え?「解釈違い」?「しずしほこそ至高」?
北沢志保
・・・・・・
北沢志保
パァン
秋月律子
ええええええええ???!!!
秋月律子
志保?!貴方何やってるのよ!!
北沢志保
酷過ぎる・・・、こんな・・・。りっくん・・・
秋月律子
自分でやったんでしょう?!
北沢志保
律子さん。私分かりました。『LIVEウィルス』は根絶させないと
秋月律子
え?あ、まあ。うん・・・
北沢志保
ゾンビを倒す。それがアイドルの勤め
秋月律子
そ、そうね・・・
北沢志保
そしてりっくんを守れなかった。・・・お姉ちゃんの勤め。ですよね?
秋月律子
えと、そうね。間違ってはない・・・わね
北沢志保
ごめんね。りっくん。ちょっとだけ待っててね
北沢志保
お仕事が終わったら、お姉ちゃんもそっちに行くから
北沢志保
また、一緒に遊ぼうね。今度はずっと。家族・・・、一緒に・・・
北沢志保
・・・・・・行きましょう。律子さん
秋月律子
ん?あ、え、うん・・・
北沢志保
『2049年、アイドルマスター完全新作!』
秋月律子
『アイドル達が自分たちの存在意義を問う問題作!!』
北沢志保
『Amaz○nプライムで独占配信決定!!』
秋月律子
『アイドルマスター/ゾンビ』
北沢志保
『アマ/ゾンにハマろう!キャンペーン実施中!』
高木社長
Pi
高木社長
・・・・・・
高木社長
・・・・・・この企画、順調なのはいいのだが
高木社長
私の知っているアイドルとは、少々離れてしまったなぁ
高木社長
・・・・・・
高木社長
・・・・・・時代かねぇ
高木社長
～つづく～
(台詞数: 48)