所恵美
いや、使い方も何も、百合子だっていつも使ってるっしょ?
七尾百合子
それは普通の使い方ですよね?私が教えて欲しいのはプロの使い方です。
所恵美
ふぅん……。昴も一緒?
永吉昴
ん、オレは付き添い。っていうか、なんだよ、プロの使い方って。
七尾百合子
昴さんもご存じのとおり、ドリンクバーには国家資格があります。
永吉昴
ご存じねえな。
七尾百合子
国家ドリンクバー術士になれば、あんなことやこんなことができるようになります。
七尾百合子
そして、その資格を初めて取得したのが恵美さんというわけです。
所恵美
そゆこと。で、百合子はアタシから習ってどうすんの?やっぱりトップアイドル?
七尾百合子
いえ、そんなことじゃありません。
永吉昴
そんなこと扱いはやめろ。
七尾百合子
私は、杏奈ちゃんに勝ちたいんです……!
所恵美
杏奈に?
七尾百合子
はい。一緒にユニットを組んでる仲のいい友達だけど、ライバルでもあるんです。
永吉昴
……そうだよな。トップアイドルより大事なことだってあるよな。
七尾百合子
なんとしても……
七尾百合子
なんとしても……なんとしても私のヨッシーで杏奈ちゃんのガノンドロフを倒したいんです!
永吉昴
泣いてるぞ。風の戦士が泣いてるぞ。
所恵美
わかった。でも、アタシの指導は厳しいかんね。気合い入れてついてきなよ!
七尾百合子
はい!
永吉昴
なぁ、オレ、帰っていいかな?いいよな?
七尾百合子
ダメです!昴さんには私がドリバ波に負けそうなときのサポートをお願いします。
所恵美
初心者にはドリバ波の扱いが難しいからね。
永吉昴
なんか色々分かんないけど、じゃあ、アイス食って待ってるな(ピンポーン
所恵美
よし、それじゃまずは百合子のドリンクバー力を調べるね。このコップに手を置いて。
七尾百合子
……こうですか?
所恵美
じゃあ、アタシに続いてね……ガムシロオオメコオリマシマシ
七尾百合子
ガムシロオオメコオリマシマシ……
永吉昴
変な宗教にしか見えねえな。
永吉昴
まぁ、いいや。オレはメロンソーダにアイスをのっけて～
永吉昴
はい、できあがり!月曜日じゃなくてもクリームソーダ!
所恵美
え……昴。なにやってるの。
永吉昴
いや、メロンソーダにアイス乗っけただけだけど。
所恵美
ダメでしょ、そんなことしちゃ!
七尾百合子
そうですよ!ご存じのとおり、ドリンクバーにデザートを乗せるには国家資格が必要で
永吉昴
だから、ご存じねえよ!
所恵美
それより腕は大丈夫?素人がやるとドリバ波で筋繊維がズタズタになるはずなんだけど。
永吉昴
恐ろしいな、ドリンクバー。大丈夫だよ、ほら。
七尾百合子
うそ……傷ひとつない。
所恵美
もしかして……昴ってドリバ神に愛されているんじゃ
永吉昴
破壊神に愛されてもな。
所恵美
よし、決めた。昴、アタシといっしょにドリンクバー世界大会に出場しよう!
七尾百合子
すごい!恵美さんと昴さんならきっと世界一の国家ドリンクバー術士になれます!
永吉昴
落ち着け、二人とも!
永吉昴
なぁ、オレ達はアイドルだろ?だったら、もっとやることがあるだろ。
七尾百合子
昴さん……
所恵美
そうだよね。ごめん、アタシ、つい浮かれちゃって。
永吉昴
いいんだよ、分かってくれれば。
所恵美
まずはドリバ神に歌とダンスをお供えしないと
永吉昴
破壊神信仰から離れろ
(台詞数: 50)