野々原茜
茜ちゃん、和食とか大得意!
永吉昴
本当は?
野々原茜
目玉焼きくらいなら?
永吉昴
それ、和食のジャンルでいいのか?
永吉昴
てか、なんでそんな嘘ついたんだよ
野々原茜
だってだって、やっぱしそこは茜ちゃんの女子力は53万ありますよアピールしたいし
野々原茜
まさか、料理コーナーのオファー来るなんて思ってなかったし
永吉昴
美奈子に頼めば良かったんじゃないか?
野々原茜
さすがに、ビンのフタ開けたいって時に白鵬呼んで来ないかなって
永吉昴
春香とかは?
野々原茜
さすがにその
野々原茜
さすがにその、恐れ多い
永吉昴
で、頼みやすそうなオレに、料理教えてくれって、声かけたってことか
野々原茜
お願い!!お願い!!すばるんお願い!!すばおね!!いや、おねすば!!
永吉昴
しょーがねえなあ、まったく。
永吉昴
とりあえず、親子丼でいいか?
野々原茜
とりあえず、で親子丼が出てくる、さすが女子力高すばるん!
永吉昴
そんなに難しくないから安心しなって!!とりあえず、米は炊いてあるか?
野々原茜
はいはーい、お米はこちらの炊飯器の中に
北上麗花
おいしかったよ、ごちそうさま
野々原茜
麗花ちゃん!?
永吉昴
米、全部食べたのか?
北上麗花
【やってみた】お米をオカズにご飯【食べてみた】
野々原茜
ユーチューバーか!!
北上麗花
いっぱい食べたら、のど乾いちゃった……なにか冷たいものある?
野々原茜
茜ちゃんの視線でよければ
北上麗花
うわぁ、すごくクールな眼差しだね!
北上麗花
はい、じゃあ冷蔵庫の中ちょっと見るねー
永吉昴
超クールだな!
北上麗花
あ、この瓶なに?ジュース?美味しそう!これにしよーっと
野々原茜
それ、ポン酢だよっ!!
北上麗花
だってミカンみたいなのが描いてあったから
野々原茜
それ、ゆずだよ!ゆずポンだからね!麦茶はその手前にあったでしょ
北上麗花
見てみてー!麦茶とポン酢、コップに入れると色が似てて区別がつかないね!
永吉昴
すっげーホントだ!
野々原茜
はぁ、茜ちゃんも喉乾いたよ
北上麗花
はいどうぞ
野々原茜
ってナチュラルにポン酢のコップ渡すのやめて
永吉昴
で、なんで麗花はこんなことしたんだよ?
北上麗花
……理由聞いても笑わない?
永吉昴
お、おう、もちろん
北上麗花
茜ちゃんの作る料理をね
北上麗花
他の人が食べるなんて、我慢できないの
野々原茜
笑えねえ
永吉昴
(しばらくの沈黙のあと、茜がおもむろに目の前のコップの中身を飲み干して)
野々原茜
ゲホゲホゲホゲホッゲホッゲボ……オッ…ゲェッホゲェッ……ゲホゲホゲホゲホグフッ…
永吉昴
(多分、ポン酢だったてこと、忘れてたんだろうな)
永吉昴
(んで、まあ結局、茜と麗花の2人で番組に出て、麗花にひたすら目玉焼きを食べさせたんだ)
永吉昴
(でも、どんなに焦げてても、形が崩れてても、麗花はすごく美味しそうに食べててさ)
永吉昴
すっげーな、これが愛ってやつなんだなって思ったよ!
(台詞数: 50)