矢吹可奈
わー!絵本がいっぱいだー!
北沢志保
当たり前でしょ。今日は「読書の秋、絵本の世界へご招待!」のフェア中なんだから
北沢志保
それにしても珍しいわね。可奈が秋の風物詩として読書を選ぶなんて
矢吹可奈
だって絵本を読んでる志保ちゃんもっとお話ししたいなって思って…
北沢志保
ふふっ、そういうことね。それなら私のおすすめを一つ…
北沢志保
と思ったけど自分で選んでみなさいよ。私が読んだことないものだったら感想も聞きたいし
矢吹可奈
分かった。じゃあ私はあっちの方を見てくるね
北沢志保
行ってらっしゃい。あんまりはしゃぐんじゃないわよ
北沢志保
さてと…
北沢志保
そこにいるのはわかってるわよ、環
大神環
くふふ、見つかっちゃった
北沢志保
環も絵本を選びについてきたの?
大神環
ううん、違うよ。こっそりついてったら面白いかなって思ってびこうしてたの
北沢志保
そうなの。それでどうだった?
大神環
名探偵みたいで楽しかった!
北沢志保
楽しかったなら何よりだわ
大神環
でも思ったより隠れてついてくのって疲れるね
北沢志保
なら休憩所に行きましょ。そこならアイスもあるし良かったら絵本を読み聞かせてあげるわ
大神環
アイスあるの!?それにしほの絵本も聞きたいから行く!
北沢志保
わかったわ。それじゃあ読み聞かせる絵本を探さなきゃね
大神環
たまき、楽しそうなのがいいな
矢吹可奈
じゃあこれなんてどうかな?
北沢志保
か、可奈!?いつからそこに…
矢吹可奈
ついさっきだよ。何やら志保ちゃんの楽しそうな声が聞こえたから飛んできちゃった
北沢志保
そ、そんなに楽しそうにしてたかしら…
矢吹可奈
えへへ、志保ちゃんも油断するようになったね
北沢志保
ふ~ん。そういうこというなら可奈には絵本の読み聞かせはなしよ
北沢志保
さ、環。一緒に休憩所に行きましょ
矢吹可奈
わ、わー!ごめんなさ~い!
北沢志保
ふふっ、冗談よ
大神環
しほ!かなちゃん!はやくいこ!
北沢志保
ほら、環も待ちきれないようだし一緒に行きましょ
矢吹可奈
うん!
北沢志保
…こほん
北沢志保
ではこれから、北沢志保による特別朗読会。「絵本の世界へようこそ」を開催いたします
北沢志保
ごゆるりとお楽しみくださいませ
(台詞数: 36)