ジュリア
(ギュイーン)もう少し待ってな。春香直伝のケーキが出来るからよ。
ジュリア
…何だよ、その不安そうな顔は?
ジュリア
安心しな。これでもあの無人島のイベ以来、時々は料理の勉強してるんだぜ。
ジュリア
ま、紫色のよく分からんスープを錬成しちまう事もまだあるけどよ…
ジュリア
って!何を胃薬の準備してるんだよ!今日は大丈夫だって!気合いが違うからよ。
ジュリア
だってさ今日は大事な記念日だから…だから最高の日にしたいんだ。
ジュリア
ん?そろそろお呼ばれした理由である記念日が何か教えて欲しい?
ジュリア
自分で考えな!というか思い出しな!
ジュリア
あたしがあんたに告白した日?
ジュリア
ちげーよ!でも覚えていてくれてありがとう!
ジュリア
あたしとあんたが恋人になった日?
ジュリア
それあたしが告白した日と同じじゃねーか!あん時は死ねほど嬉しかったよ!ありがとう!
ジュリア
あたしとあんたが初めてキスした日?
ジュリア
あたしはファーストキスだったけどあんたは?って質問、まだ答えて貰っていないんだが?
ジュリア
おい、何故目を背ける。
ジュリア
あたしとあんたが初めて結ばれた日?
ジュリア
それ初キスと同じ日だよな?あたしのファーストキス云々の質問をはぐらかして押し倒したよな?
ジュリア
いやまぁ…あたしも抵抗しなかったけどさ…
ジュリア
ていうかさ、何で初体験が劇場の休憩室なんだよ!あたしとしてはもう少しムードのある所で…
ジュリア
いや、何でもない。ただソファーに赤いシミを付けちまってどうしたもんかと焦ったからさ。
ジュリア
あのシミ、未だに残ってるんだよな。まぁ、あれが血だなんて誰も気付いてないからいいけど。
ジュリア
でもその後も劇場のトイレやらシャワー室やらで…あんたはそういうシチュが好きなのか?
ジュリア
こら、目を背けるな。
ジュリア
ま、あたしも充分楽しんでるけどさ。誰かに気付かれるかもしれない緊張感はなかなかロックだし…
ジュリア
って、そんな事よりいい加減今日が何の記念日か当てろよ。
ジュリア
その顔じゃ本当に分からないみたいだな。まぁ、元々期待しちゃいなかったけどさ。
ジュリア
んじゃあちょいとヒントだ。それがあったから今のあたしがいる。どうだ、分かるか?
ジュリア
それならやっぱり初体験の日?あんたはあたしがそんなにもスケベだと思ってるのか?
ジュリア
いや、嫌いじゃないけど…でもそれはあんたが相手だから…
ジュリア
いや、嫌いじゃないけど…でもそれはあんたが相手だから…コホン。
ジュリア
ふぅ、このままじゃ埒があかないから教えてやるよ。
ジュリア
今日は福岡であんたがあたしを見つけてくれた日だよ。
ジュリア
今、あたしが毎日楽しくやっていられるのもあんたが声を掛けてくれたおかげさ。
ジュリア
ま、アイドル事務所だとは知らなかったし、時々…いや割と変な仕事をやらされたりするけどな。
ジュリア
そしてその後あんたに惚れて告白して恋人になるとも思わなかったけどな。
ジュリア
そして暇さえあれば隠れてエッ…
ジュリア
そして暇さえあれば隠れてエッ…コホン。
ジュリア
とにかく今日はあたし達の大事な記念日だって事さ。分かったか?
ジュリア
うわっ!急に抱き締めるな。
ジュリア
よくそんな事まで覚えていたな?
ジュリア
あんたにとってスカウトは仕事だし日常茶飯事だろうけど…
ジュリア
あたしにとってはメチャクチャ嬉しい出来事だったんだぜ?忘れるわけないだろ。
ジュリア
さて、そろそろ離してくれ。ケーキが焼ける頃だ。
ジュリア
それとあたしを抱き締めてる間、身体に当たっていたぞ。あんたの股間のテントが。
ジュリア
もう少し我慢しろよ。記念日を祝った後にたっぷりとな。今夜は寝かせないぜ。
ジュリア
それじゃあケーキを…(ガチャ)
ジュリア
……
ジュリア
今から買って来るわ。
(台詞数: 48)