聖堂に響くのは
脚本家
ペイター@Blue Sympho人
投稿日時
2020-02-11 20:06:22

脚本家コメント
「如月千早」
「もう1回」
「イチャラブ」
というお題で書かせて頂きました。

イチャラブって難しいですね…

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篠宮可憐
日が暮れる手前
篠宮可憐
この場所には唄が響き渡る
篠宮可憐
その唄声は力強く繊細で
篠宮可憐
少し寂しさも感じる
篠宮可憐
私にとってその唄声はすごく心を満たすものではある
篠宮可憐
だがそれ以上に
篠宮可憐
彼女の歌っている姿に目を奪われる
如月千早
「その…どうでしたか?」
篠宮可憐
「いつもながら、すごく良かったですよ。」
如月千早
「そうですか。良かったです。」
如月千早
「では、今日のところはこれで。」
篠宮可憐
「あら、もう終わりなのですか?」
如月千早
「えぇ、実は…」
如月千早
「どうやら、下級生の子が話があるとかで。」
篠宮可憐
その一言である程度の事情は理解できる
篠宮可憐
この学園ではよくある事だ
篠宮可憐
私自身もその当事者になった事がある
篠宮可憐
だが彼女はそれを理解していない
篠宮可憐
「もう一曲、歌って下さいませんか?」
如月千早
「えっ、でも…」
篠宮可憐
「きっと、大した用ではありません。続けて下さい。それとも…」
篠宮可憐
「私のお願いを聞いて頂けないという事ですか…?」
如月千早
「いえ、そういう訳では…」
如月千早
「わかりました。では、もう一曲…」
篠宮可憐
それで良い
篠宮可憐
あなたは知らなくて良い
篠宮可憐
私にその声を向けてくれるなら
篠宮可憐
私だけを見ていてくれるなら

(台詞数: 28)