アイマス・ゾーン(5)
脚本家
平沢ヒラリー
投稿日時
2020-02-23 08:39:19

脚本家コメント
続きです。

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菊地真
……
菊地真
……うん?
高木社長
やぁ、キミか。いよいよかね?
菊地真
ああ、もうじき日付が変わるからね……病室に入らずパソコンなんかで何やってるんだ?
高木社長
仕事さ。天海くんが亡くなるならあちこちに発表したりしなきゃいけないからね、その準備だよ。
菊地真
意外と冷淡なんだな、彼女はあんたのせいで死ぬんだぞ。
高木社長
それはそれ、仕事は仕事だよ。そういうキミこそ彼女のことをどれぐらい知っているのかね?
菊地真
名前と経歴、家族構成は確認してるよ。
高木社長
それだけかね。彼女がどんなアイドルで、どういう活動をしてきたとかは?
菊地真
さあね。そういうのは別に必要ないだろう?
高木社長
おやおや、私の仕事を確かめるのもキミの役目なんだろう。ちょうどいい、少し紹介してあげよう。
菊地真
え?
…まあ、ちょっとぐらいならいいかな。
高木社長
うむ。では早速いこう。天海くんはわが765プロの看板アイドル、中心人物の一人といっていい。
菊地真
これで?うーん、なんていうか、普通の子にしか見えないなあ。
高木社長
だろうね。ウチには彼女より歌のうまい子もスタイルのいい子も、リーダーシップのある子もいる。
菊地真
え?それじゃあどうしてこの子がリーダーなのさ。もっとふさわしい子がいるんじゃないの。
高木社長
そこがアイドルの面白いところでね。特徴がないというのは逆に、どんな時でも対応が出来るのさ。
高木社長
彼女は歌手でもタレントでも女優でもない。まさに「アイドル」そのものなんだよ。
菊地真
さっぱり分からないなあ。もう少し具体的に説明してくれないか?
高木社長
いいとも、彼女の魅力についてじっくり話そう。まず、この動画を見てくれたまえ。
菊地真
…うわっ、何コレ?ひどい歌だなあ。これなら僕のほうがまだもう少しマシだよ。
高木社長
天海くんが最初にオーディションを受ける前のレッスン風景だよ。で、次はこちら。
菊地真
あれ…す、すごい!めちゃくちゃ上手くなってるじゃないか。なんで??
高木社長
最新のライブ映像だよ。これが天海くんの魅力そのいち。つまり、成長を感じられるアイドル。
高木社長
彼女がどうやってここまで成長していったか、気にならないかい?
菊地真
そりゃレッスンとかを一生懸命やったから、だろ?
高木社長
それもある。だがね、決してそれだけじゃないんだ。つまりだね…
菊地真
……ファンや仲間の存在が彼女を後押しした、ねえ。そんなこと本当にあるの?
高木社長
もちろんあるとも、証拠もお目にかけよう。これは如月千早というアイドルとの話だがね…
菊地真
……はぁ〜よかった、いい話じゃないか。なるほど、アンタの言うことも少し分かる気がするよ。
高木社長
だろう?だが彼女の魅力はこれだけじゃない。彼女が大きな舞台に一人で出演した時の話だがね。
菊地真
そうか、アイドルはみんなと一緒にやるだけではダメなんだよな。どうなったんだ?
高木社長
ああ。まず、この映像を見てくれたまえ……

(台詞数: 33)