
宮尾美也
~ハンターは神出鬼没、エリアに安全な場所などない~

宮尾美也
ー江東区豊洲ー

宮尾美也
アイドル逃走中、始まってしまいましたね~。でも夢が叶うなら、逃げ切るほかありませんね~!

木下ひなた
あたしも、逃げ切りたいなぁ…!でもあたし、都会に慣れてきたとはいえ、やっぱしまだ…

木下ひなた
一人じゃ、不安だべ…。だからね、美也さん。ついて行っても、いいかい?

宮尾美也
いいですよ~!ひなたちゃんを、どこへでもお連れしましょう~。

木下ひなた
美也さんはさすがだべ。頼りになるなぁ…!

宮尾美也
照れちゃいますね~。照れるといえば、紬ちゃんは顔が赤いですね~。どうしました~?

白石紬
い、いえ。私は特になにも。どこが隠れる場所にふさわしいか、思案していただけのことです。

白石紬
(言えない…東京では、家と劇場以外の場所に一人で行ったことすらないなんて言えない…)

木下ひなた
そうかい。紬さんはすごいねぇ。東京の生まれじゃないけども、あたしとは違ってよくわかってる。

白石紬
うっ

宮尾美也
すごいですよね~。初めてのアイドル逃走中なのに、とても冷静です~。見習いたいですね~。

白石紬
うっ

木下ひなた
したっけ、美也さん、どこに行こうかね?

白石紬
あ…あのっ!

宮尾美也
む~?なんでしょうか~?

白石紬
あの…私も、連れて行って頂ければと存じます…。

白石紬
そのっ、足を引っ張りはいたしませんので!

白石紬
(言っちゃった…宮尾さんはきっと私のことを田舎者だと…)

宮尾美也
そうでしたか~。構いませんよ~。私とひなたちゃんと紬ちゃん、チーム結成ですね~!

木下ひなた
やったべさ!美也さん、紬さん、改めて、よろしくねぇ。

白石紬
宮尾さん…木下さん…!

白石紬
~~~

宮尾美也
ー豊洲市場ー

宮尾美也
ここが最近できた市場ですね~。とってもきれいで、大きいですね~。

木下ひなた
新鮮なお魚が食べられるお店も、なんまらたくさんあるべさ。行きたいねぇ。

白石紬
でも、建物内には基本入れないのでは…?音無さんに確認をとらなければ…

宮尾美也
わからないことがあれば、携帯に入っているAIに、質問できますよよ~?

白石紬
そうなのですか。どうやって呼び出すのでしょう…?

木下ひなた
簡単だべさ。携帯に向かって、「オッケーぴよまろ」って言うだけだべ。

白石紬
(お…おっけーぴよまろ?木下さんがかわいいやら、自分でいうのは恥ずかしいやら…)

白石紬
(でも…早く言わなければお時間をとらせ…いや、それよりもハンターがいつ来るか…)

白石紬
お…おっけーぴよまろ!豊洲市場には入れるのでしょうか?

木下ひなた
(声が大きいべ…びっくらこいたなぁ…)

木下ひなた
AIぴよまろ「一般にも開放されている公共施設ですので、入場可能です。」

木下ひなた
AIぴよまろ「ただし、施設内もハンターの捜索範囲に入るので、気をつけて、いってらっしゃい」

宮尾美也
やりましたね~。入れるようですよ~。何を食べましょうかね~?

白石紬
やはりここは…お寿司をいただくところでしょうかね。

木下ひなた
それがいいと思うべ。

宮尾美也
では、気になったお寿司屋さんでいただきましょうかね~。

宮尾美也
ん、あれは和菓子屋さんでしょうかね~。市場の中にもあるんですね~。

白石紬
甘味処!?ガタッ

木下ひなた
美也さん、よく見えたねぇ。市場でも和菓子が楽しめるなんて、びっくらこいたなぁ…。

白石紬
(市場の中の甘味処…気になります)

宮尾美也
気になりますね~。寄ってみましょうか~。

白石紬
(み、宮尾さん!私が言い出さずとも、甘味処へ行けるなんて…あなたは素敵な方ですね)

白石紬
ええ。市場内にある珍しい甘味処、寄っていきましょう。

白石紬
ー逃走中のことを忘れていそうな、“チーム美也”だー
(台詞数: 49)