篠宮可憐
ー品川区・潮風公園ー
篠宮可憐
くんくん…磯の香りがします…。…劇場近くでも、してますよね…。
篠宮可憐
ハンターが匂いでわかればいいんですけど…今のところ、全く、わかりません…。怖いです…。
篠宮可憐
ーハンターはアンドロイド。無臭だー
篠宮可憐
ここは…東京大会では、ビーチバレーの会場なんですね…!たしかに、大きな砂浜が…
篠宮可憐
くんくん…超ビーチバレーの子たちも、ここで練習したのかな…。ほんのり残り香があります。
篠宮可憐
視界が開けました…。レインボーブリッジが、きれいに見えますね。
篠宮可憐
…何か、少し違うような…気のせいかな。
篠宮可憐
～～～
篠宮可憐
ー40体のハンターは、そのそれぞれがビッグデータを駆使し、エリアをくまなく捜索するー
七尾百合子
ー江東区有明ー
七尾百合子
逃走中かぁ…。見つかったら絶対逃げ切れないから、身を潜めて戦っていようかな…。
永吉昴
えー!それはつまんねーだろ。たしかにハンターは手強いけどさ…。
永吉昴
ほらほら、肩の力抜いて…もっと、楽しもうぜ!
七尾百合子
昴さん…!前向きでうらやましい…。
永吉昴
お!なんだあの屋根…へしゃげてるな。
永吉昴
でかっ!なんだあれ?
七尾百合子
はっ…!それはもしかして…!
七尾百合子
50年後の未来人が集う前線基地…!2020年の東京に基地ごとタイムリープして迷い込んでしまっ
永吉昴
へー。有明アリーナって名前か。バレーボールの会場なんだな～。
永吉昴
すっげーな!いつの間にこんなでっかい建物作ってたのかよ!
七尾百合子
ちょっ…昴さん、せっかくいいところだったのに…
七尾百合子
ー豊洲駅で出発を待つゆりかもめに、300体のハンターが転送されたー
七尾百合子
～～～
篠宮可憐
うう…ハンターが怖い…!
篠宮可憐
pppppppppppp
篠宮可憐
ひゃあっ!?!?!?!?
篠宮可憐
…びっくりした…着信?
篠宮可憐
「豊洲駅に留置されたゆりかもめ1編成に、300体のハンターを追加した」
篠宮可憐
ひっ…!?さ…300体…?
篠宮可憐
「10時30分になると列車は発車し、各駅でそれぞれ20体ずつハンターを放出していく」
篠宮可憐
「食い止めるには豊洲以外の各駅に赴き、ホームドアを閉めた状態でロックしなければならない」
篠宮可憐
「また、レインボーブリッジを封鎖することで、芝浦ふ頭駅から先の侵入を食い止められる」
篠宮可憐
「なお、ゆりかもめ各駅へのアクセスに、ゆりかもめを使うことは禁止とする」
篠宮可憐
ーMISSIONー
篠宮可憐
ー駅のホームドアをロックし、レインボーブリッジを封鎖せよ!ー
篠宮可憐
300体…どうしよう…
篠宮可憐
じ、時間は…9時50分。あと40分しかない…!
篠宮可憐
～ミッションへの参加は自由だ。移動には常に、リスクが伴う～
永吉昴
よーし!ミッション来たぞ!
永吉昴
なあ百合子、一番近い駅はどこだ～?早く行こーぜ!
七尾百合子
なんでそんなに嬉しそうなんですか～!300体ですよ、300体!あと40分しかないのに…。
永吉昴
なあ百合子。そんなの、成功したらゼロになるだろ。
永吉昴
早く駅行こーぜ。オレは地図が読めないんだ。
七尾百合子
はっ…!ズキューン
永吉昴
…
七尾百合子
えとえと…有明テニスの森駅まで5分、有明駅まで10分くらいです!気をつけて、いきましょう!
永吉昴
さんきゅー百合子、助かるぜ!走っていくぞ、ばーっと!
(台詞数: 48)