仮題 豪風の巫女姫
脚本家
レン/1日3食目標
投稿日時
2020-03-13 18:46:57

脚本家コメント
※脚本は七尾百合子ではありません

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北沢志保
風よ……我に力を……!
望月杏奈
………………。
望月杏奈
●REC
北沢志保
無言でスマホを構えるのをやめなさい!
望月杏奈
いや、楽しそうだなって……。
北沢志保
これは演技の練習よ。精霊の力を使う巫女の役なの。
望月杏奈
えと、百合子さんの……妄想とかじゃなく……?
北沢志保
まぁ、そう思うのも分かるけど、ちゃんとした仕事よ。
望月杏奈
あ、ほんとだ……ふむふむ。
北沢志保
勝手に人の台本読まないの。
望月杏奈
ひん……。
望月杏奈
でも、この巫女さん……結構ポンコツだね……。
北沢志保
…………否定しないわ。
望月杏奈
んー……炎よ、踊れ……!
北沢志保
へぇ……。風よ……吹き荒れろ!
北沢志保
えっ、嘘っ……きゃっ!
望月杏奈
ははっ、炎に風だなんて親切だねぇ! おかげで、こんなに燃え広がった!
北沢志保
あ、嘘……そんな、つもり、じゃ……。
望月杏奈
巫女さんさぁ、今どういう気持ち? 助けようとしたら余計被害を広げた今どんな気持ち!?
北沢志保
や、やめ……わた、そんな、つもり、じゃ……や、やだ……。
望月杏奈
……で、奇跡の雨が降って助かる、と……。
望月杏奈
…………やな奴……疲れた。
北沢志保
あなたがやり出したんじゃない。お疲れ様。
望月杏奈
いやー萎れた志保、見たくてやったけど……疲れた……。
北沢志保
動機はともかく……助かったわ、やっぱり相手がいるといいわね。
北沢志保
それで、どうだった?
望月杏奈
ん、良かったと思うよ……。あわあわしてたし、本番は動きもあるんでしょ……?
北沢志保
ええ、まぁそれ次第かしら。
望月杏奈
そうだね……。まぁ、志保なら大丈夫でしょ……。
北沢志保
ふふ、ありがとう。じゃあ次だけど……。
望月杏奈
え、杏奈……疲れた……。
北沢志保
風よ……嵐よ……! 荒れ狂う炎を包み抑えたまえ!!
望月杏奈
……。なっ!? 俺の炎が! チッ、燃えろ燃えろ! 燃え上がれぇっ!
北沢志保
無駄よ。もう前と同じ轍は踏まない。風を旋回させて完全に炎を包囲、風威も上げて炎をかき消す。
望月杏奈
嘘だ嘘だ嘘だ!! 俺の炎は最強なんだ! もっともっと! 燃え上がれ!! 焼き払え!!
北沢志保
愚かね……自らの力を過信して……。嵐よ、全てを吹き飛ばさない。
望月杏奈
そん、な……。
北沢志保
…………さよなら、炎の術師さん。
望月杏奈
……一気に強化されすぎじゃない?
北沢志保
一応、修行したりしたから……。
望月杏奈
ま、いいけど……。志保、一気に達観してたけど、いいの……?
北沢志保
うーん、台本読んだ感じだとこれでいいと思ったけど……確かに精神が変わりすぎかしら……。
望月杏奈
まぁ、監督さんとかに相談、かな……。
北沢志保
そうね、付き合ってくれてありがとう。
望月杏奈
えへ、どういたしまして……。

(台詞数: 45)