idolよ会話は快適か?
脚本家
平沢ヒラリー
投稿日時
2020-03-15 21:45:16

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永吉昴
ふわぁ〜。ヒマだなー、なんかやることないのかよ。
ロコ
ロコは今アートワークにコンセントレイトしてます。
七尾百合子
私も読書中ですよ。
永吉昴
ちぇ、いいよなー二人とも。オレも野球やりたいけど禁止されちゃったもんな。
七尾百合子
まあ、例のウイルスがありますから。外で何かをやるのはちょっと。
永吉昴
あー、もう。子供は風の子って言うのによ。
七尾百合子
仕方ないですよ、それで風邪でも引いたら今の時期は大変なことになるかもしれないんですから。
永吉昴
風邪引いて風の子でちょうどいいじゃん。
七尾百合子
シャレになってませんよそれ……
ロコ
二人ともノイジーです。退屈でしたらスバル、ロコアートのモデルでもやりますか?
永吉昴
じっとしておくのはイヤだし遠慮しとく。あーあ、レッスンルームも清掃中だしなあ。
七尾百合子
でしたら読書はどうですか、ちょうど面白い本を持ってきてるんですよ。
永吉昴
本かぁ。どんなやつ?
七尾百合子
はい!風を受けて颯爽と光の中から現れた勇者が炎の剣を手に水の精霊と共に戦うというお話で…
永吉昴
風なのか光なのか炎なのかはっきりしろよ。
ロコ
トゥーマッチなソルジャーですね。
七尾百合子
そ、そうですか?素敵なお話なんですけど……
永吉昴
はぁ〜。オフで家にいるのも暇だから劇場に来たってのにこれじゃあ意味ないぜ、まったく。
ロコ
(ホームワークとかはやらなくていいんでしょうか?)
七尾百合子
(まあ昴さんは杏奈ちゃんとかよりは大丈夫だよ……たぶん)
永吉昴
お。そうだ、忘れてた!なあ、これ食べようぜ。
七尾百合子
なんですか?
永吉昴
お菓子。劇場に来る時千鶴にあってさ。皆で食べなさいって貰ってたんだ。
七尾百合子
千鶴さん、お菓子メーカーのロケのお仕事やってましたよね。その時のお土産なんでしょうか。
永吉昴
そうそう、それだって。二人の分も貰ってきたぜ。
ロコ
じゃ、ちょっと休憩してティータイムにしましょうか。
永吉昴
ほい、これは百合子の分な。
七尾百合子
急に投げないでくださいよ…あ、名前まで書いてある。
永吉昴
ほんとだ。へぇー、ひょっとしてそれぞれ中身が違うのかな?
七尾百合子
そうみたいですよ。ほら、私のこれ昴さんの方には入ってませんし。
永吉昴
へぇー、細かいことするな千鶴。こういうのが女子力ってやつか?
ロコ
スバル、ロコの分もくださいよ。
永吉昴
おっと、そうだった。えーと、ほいこれ。
ロコ
サンクスです……あれ。
七尾百合子
どうしたの……あれ?
永吉昴
ん?
……あ、『ロコ』って書いてるな。珍しい。
七尾百合子
ですね。いつもなら『コロちゃん』なのに。
ロコ
ふっふ〜ん。やっとチヅルもロコってコールしてくれる気になったんですね……
ロコ
あ、何かペーパーがあります。レターでしょうか。えーっと?
ロコ
『現在の状況を考えて、当分はあなたのことをロコちゃんと呼ばせていただきますわ……?』
七尾百合子
……
永吉昴
……
ロコ
……
永吉昴
ま、まあ良かったじゃん。ロコって呼んでくれるってさ!
七尾百合子
そ、そうですね!こういう面もあるんですよ、うん!
ロコ
チヅル……

(台詞数: 46)